あなたに音を届ける仕事

レコーディングディレクター

 
 

レコーディングディレクターはレコーディング時における監督です。アーティストの曲の方向性を決めるなど、アーティストの最も近くにいる仕事です。しかし仕事はそれだけでなく、同時進行で起きる全ての事に目を配らせているような気の抜けない仕事なのです。

 
 

レコーディングディレクターとは?
〜ミュージシャンに最も近い人物〜

 レコーディングディレクターは、楽曲を作るにあたってその作業を取り締まる仕事です。楽曲のリリースの期限に基づいて、編曲家やスタジオミュージシャンを選定する、楽曲制作において最も大きな役割を持つ立場です。

 音楽は表に立つミュージシャンのみが製作しているように見えますが、このレコーディングディレクターという仕事は誰よりもそのミュージシャンに近く、共同制作者といっても過言ではないでしょう。

 
 

レコーディングディレクターの仕事内容とは?
〜全てを司り制御する〜

  録音時にはNG,OK,の判断をしつつ、時間の経過にも気を配っています。ある一定の時間内に、アーティスト含めスタッフから最高の音を引き出すことがこの仕事です。曲自体の方針や、その後の展開や制作に関わる人々を司るために、その楽曲が出来上がった時にはその曲の責任をもちます。

 その場の人々を統括し、楽曲の方向性を見極めるためにすぐれたコミュニケーション能力の他に、ありとあらゆる音楽を聴いている必要があります。ディレクター次第で曲は悪くもなり、また劇的に素晴らしくなったりするのです。しかし履き違えてはいけないのは、曲を作るのはディレクターではなくアーティストであり、編曲家がアレンジをしたりとそれぞれの仕事の人が曲の代表であることです。

 ディレクターの責任は事実上重いのですがディレクターは全体というフィールドでの代表なのです。
 
 

レコーディングディレクターになるためには?
〜この仕事に求められるもの〜

  レコーディングディレクターになるためには、やはりまずは、ありとあらゆる音楽を聴くことでしょう。音楽自体に詳しくなければ楽曲は作り上げることはできません。
またスタジオミュージシャンの選定などをするためにも、音については日々考えていなければいけません。

 このレコーディングディレクターになるためにはもう一つ重要な要素があります。それは優れたコミュニュケーション能力と統率力です。楽曲を作る際にアーティストに寄り添い話し合い、最大限のものを引き出すためにもディレクターのコミュニュケーション能力は必要不可欠でしょう。また指揮官は同時に時間とも仲良くしなければいけません。

 これだけの仕事量と責任があると、どうしてもただ大変な仕事に見えますが、楽曲を自分の力次第でいくらでも素晴らしくすることができる上に、出来上がった喜びはアーティストと同じかそれ以上でしょう。
さらに、その空間を自分の力で動かすことができるというなんとも美味しい仕事なのです。

 
 
 
 
参考文献
・皆川弘至『音楽録音芸術概論』音楽之友社 1998年
・『メディア業界ナビ5』理論社 2007年
・木村由香里『ミュージシャンになるには』ぺりかん社 2006年

 

 

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