コンピューター音楽の歴史

DTMの歴史

コンピューターの音楽的利用

 

基本的にはコンピューターの歴史は計算機の歴史です。難しい計算を自動で行ってくれる機械、それがコンピューターの歴史の始まりとなります。時代の進歩とともに、こなせる計算の量が増えていき、さらにはコンピューター自体の小型化と着実に進化していきます。

そんな中、コンピューターと音楽が関係を持ち始めたのは1950年です。オーストラリアのCSIR Mkiというコンピューターで、世界最初となるコンピューターを使って音楽が演奏されました。

 

CSIR Mki・・CSIRAC(サイラック) オーストラリアで最初に開発されたデジタルコンピューターで、オーストラリア連邦科学産業研究機構のトレバー・ピアシーとマストン・ベアードが率いるチームが製作したものです。世界的にも4台目のプログラム内蔵方式のコンピューターです。当初はCSIR Mkiと呼ばれていました。

 

 

コンピューターによる音の合成実験

 

それと時を同じくしてコンピューターを使って音響合成の研究も進められていきます。最初のコンピューターによる音の合成実験は1957年、ベル研究所でマックスマシューズとその同僚によって行われました。この時の最初のプログラムは真空管で作られたIBM704専用のプログラム言語で書かれ、アンプリチュードエンベロープなどの技術を取り入れた音響合成が行われました。

 

IBM704・・IBM704はIBM(民法法人や公的機関を対象とするコンピューター関連製品およびサービスを提供している企業)が1954年4月に発表したコンピューターです。

 

アンプリチュードエンベロープ・・音の大きさ(Amplitude)がどのように変わっていくのか、全くの無音の状態から、音がどれだけかかって、ピークの大きさになるのか(Attack time)、またピークからどれだけかかって、安定期に入るのか(Decay time)、安定期がどれだけ続くのか(Sustin level)、安定期からどれだけ時間がかかって、また無音の状態に戻るのか(Release time)、音を作り出すシステムには欠かせない設定事項です。

 

 

コンピューターの一般化

1980年代といえば、これまで業務用として使われていたコンピューターというものが急速に一般化した時代です。1977年に一般人でも使える小型コンピューターの登場以降、様々なメーカーからホームユースのコンピューターが登場します。しかし、値段的には誰でも簡単に買えるような金額ではなく、まだ敷居が高かった時代です。日本は小型コンピューター自体の発売は早かったものの、音楽方面では、なかなかに出遅れており、音楽制作用ではMacintoshが事実上の標準として君臨してました。

 

Macintosh・・Macintosh(マッキントッシュ)はアップルが開発および販売を行っているパーソナルコンピューターです。

 

 

DTM(デスクトップミュージック)               という概念の誕生

 

1989年3月にRolandから発売された『ミュージくん』という音楽制作用パッケージに初めてデクストップミュージックという言葉が登場します。敷居の高かったコンピューターを用いての音楽もハードルをガッツリと下げたセンセーショナルな商品が登場したことで、コンピューターを使った音楽が一気に身近なものになっていきました。

 

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