京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

2014・12・27イベント情報

音楽学科

2015/1/13 Naohiro Yakoさん(Bunkai-Kei Records / flapper3)特別講義

 2015年1月13日(火)、音楽コースに Naohiro Yako さんをお招きして特別講義を行います。 flapper3 の一員として映像表現を仕事とするかたわらネットレーベル Bunkai-Kei records を運営している Yako さんと一緒に、ネットでの表現活動が今後どのように展開するのかを考えましょう。音楽コース以外の学生や学外の方の参加も歓迎します。

Bunkai-Kei Records 音楽のような表現活動を志す人たちにとって、発信や交流を行う場としてインターネットはとても身近なものになっています。「YouTube」「ニコニコ動画」「Soundcloud」「Bandcamp」といったサービスに登録するだけで、誰でも気軽に自分の作品を発表できます。しかしそのようにしてネットにアップロードされた音楽のほとんどが、誰にも気づかれずそのまま埋もれてしまうのも、また一つの現実です。
 一方、そうしたサービスが定着する以前から、「ネットレーベル」と呼ばれる音楽発信の形態があります。ネットレーベルは、レコード産業の代名詞である「レーベル」をただインターネットで模しているわけではなく、イベントの企画やミュージシャン同士の交流など、音楽をさらに盛り立てていく活動を展開するための拠点にもなっています。数あるネットレーベルの中でも Bunkai-Kei Records は、ウェブの機能を駆使した特設サイトや、多くのミュージシャンを巻き込んだ企画など、野心的なリリースによって注目を集めています。
 ウェブのサービスを使えば誰でも自分の表現を発信できる現在、あえてネットレーベルというかたちにこだわる意味はどこにあるのか。また、そこから見えてくるインターネット時代の音楽活動のあり方はどのようなものか。Yako さんにお話を伺いつつ、参加者全員で議論したいと思います。

日時: 2015年1月13日(火) 18:00〜19:30(6講時)
場所: 京都精華大学友愛館 Y-005

Naohiro Yako

yako 2010年よりトラックメーカーのGo-qualiaとともにオンラインレーベル Bunkai-Kei records を主宰。分解系でのリリース・企画のプロデュースをするほか、「OUT OF DOTS」「Re-Union」「大ネットレーベル祭」などのイベントオーガナイズやDJとして活動。分解系レコーズ 「Creative Commands Compilation Data」 のリリースにて2012年に文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品賞を受賞。
 またVJとしてWOMB ADVENTURE、sonar sound tokyo、Road to ULTRA 等VJ出演、VJソフト motion dive .tokyo performance package 映像ディレクション、VJバトル VisualJam vol.2 優勝。
 2002年よりメディアデザインプロダクション flapper3 Inc. の設立メンバーとしても活動。Go-qualia、kz (livetune)、BUMP OF CHICKEN、古川本舗などのMV制作や、初音ミク「マジカルミライ2014」、安室奈美恵、倖田來未、Salyu などのコンサート演出映像等を手掛けている。

【追記】 当日の講義の模様をまとめたレポートが公開されました