京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

ファッション学科

制作実習2B/4B[実習]

担当者: 川勝真一,榊原充大,西谷真理子

この授業では、前期では冊子制作、後期は展覧会の企画・構成という異なる方法で、「編集」を実践してみようと考えている。この経験を通して、ファッションを「届ける(組み立てる)」思考方法を獲得してほしい。

【前期】
 2つのチーム=編集部に分かれて、紙の冊子の編集・制作(印刷会社には発注して印刷、製本)を行う。ここで、いわゆる雑誌編集的な作業、冊子のタイトルを決め、特集テーマに沿って取材して文章にまとめたり、写真を撮影したり、集めた素材をレイアウトしたり、フォントを考えたりなど、さまざまな種類の仕事を体験することができる。予算や締め切りといった枠も考慮に入れ、作業のタイムスケジュールも学生たちが考えなければならない。
 文章を書く訓練、デザインを考え、レイアウトする訓練、写真について考える訓練なども、できるだけ盛り込んでいきたい。
 授業では毎回のように、会議、ディスカッション、プレゼンを組み込むことで、個人的な思考はもちろん、コミュニケーションやチームワークの強化も目指す。

【後期】
 前期の冊子制作とは大きく方向を変え、後期は展覧会をキュレーションする。前期の最後の2回で予備打ち合わせをしたことを受けて、展示物の確定(今年は展示物は自分たちで作らず、キュレーションに注力する)と展示方法、広報活動などを話し合いで決めていく。会場も、2014年度、2015年度と同じkaraーSでなくてもよい。プレゼンテーションやショーという形式も可。
 早い時期に、ファッションの展覧会のキュレーションを経験したことのある人をゲストに招き(林央子さんなど)、ファッションのキュレーションについて、レクチャーをしてもらう。それに触発される形で、展覧会の内容を企画する。カタログやフライヤーのアイディアもアドバイスをもらえるかも。
 前回(2015年度)に引き続き、今回もまた、音楽コースの高野寛さんのソングライティングの授業とコラボレーションを行いたい。それを生かして、ギャラリーの動かない展示ではなく、ショーというチョイスもありえる。
 後半は、自分自身のポートフォリオ作りを行う。これはこの授業に限らず、自分がこの学校で2年間に学んだことの成果をまとめたものにする。レイアウトやデザインにこだわった、個性的な制作物ができれば、3年時以降の就職活動にも有効なのでは。