京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

ファッション学科

比較文化概論B[講義(コース専門)]

担当者: 松原史

 服飾(=ファッション)は時代によって劇的に変化する。髪型も化粧も身につける服飾の形状や色彩さえも、「美しい」とされるもの、「流行」とされるものは、時代や環境によって変化し、規定されるものなのである。
 服飾史を学ぶという事はその装束が生み出された文化を学ぶということでもある。温暖な気候、豊かな自然、諸外国との交流などにより、日本では世界でもまれに見る豊かな服飾文化が培われてきた。鮮やかで美しい色彩、自然や生き物を意匠化した色褪せないデザインセンス、遠い昔にこれほど豊かで新しいデザインが生み出されていたのかと愕然とさせられることもしばしばである。こうした自国の服飾を学ぶことは武器にもなる。世界で活躍する日本人デザイナーたちは、多かれ少なかれ日本の「伝統」的デザインという独自のイメージを武器として海外に対峙してきた。舞台美術や映画のコスチュームデザインなども同様である。
 この授業では、現代と過去の比較、日本と海外との比較を行い、その変化や独自性を際立たせながら、広い視野に立って日本の服飾の歴史について概説していく。歴史はインスピレーションの源である。皆さんにもぜひ、歴史の中に自分の「お気に入り」の服飾を見つけてもらいたい。