京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

ポピュラーカルチャー学部共通

メディア論[講義(学部共通)]

担当者: 松谷容作

 私たちの身体は私たちが思っている以上に、メディアによって知らぬ間に作られ、また自動的に更新され、さらに制御不能である。たとえば、スマートフォンのカメラで画像(デジタル写真)を撮るとき、なぜ身体は勝手に静止し、その直後にビデオ撮影(デジタルビデオ)が始まると、身体はイキイキと動き始めるのであろうか。写真やビデオが文化として認められていない江戸時代に、当時の人たちは機械の前でときに静止し、ときに動く身体をもっていたであろうか。どうやら私たちの身体は、文化や社会、歴史、技術などの力学を含み込んだメディアによって、作られ、更新され、変化させられているようである。こうしたメディアと身体の関係について理解を深めることは、私たち自身についてもっとよく知ることであり、社会での私たちの活動にとって必須のことなのである。
 よって本授業では、現在の社会のなかで顕著なかたちで私たちに影響をあたえるメディアを軸に、身体を考察し、作られ、更新され、変化させられていく私たちの身体について理解を深めていく。