京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

音楽学科

制作実習2Z/4Z [DTM][実習]

担当者: 松前公高

【前期】
 現在の音楽制作環境で、コンピューターの利用は不可欠なものとなっている。また、シンセサイザー、サンプラー、リズム音源といったMIDI音源、ソフト音源による、いわゆる「打ち込み」は、あえて人間的な要素を排除したクールなサウンドでの使用はもちろん、大容量のサンプル音源を使えば生楽器の音をかなり忠実に再現する事も可能になっている。「コンピューターっぽい音楽」は、解釈によっては「冷たすぎる音」「機械的すぎる」にもなり得るし、一方「生楽器のシミュレート」は「低予算での代用」や「制作の為の確認、デモ作り」に貢献するが「ニセモノの音」として敬遠されてしまう場合もある。もはや「機械は苦手」では避けて通れないこれらの「道具」の活用は、使い手の技量と知識、使い方次第なのである。
 また、これだけ多くの音源技術が発達しながらも、多くの音源は初期のアナログシンセサイザーの音作りに準じていたり、現在のDAWでの「打ち込み」も、いまだに30年以上も前に考えられたMIDIのフォーマットで行われている。
 授業では、そういった現在のDAW上での今なおメインの知識として必要なアナログシンセサイザーの音作りやMIDIのデータ制作を、その歴史から学習し、その延長線上のものとしてソフトウェア音源を駆使し、DAW上で「打ち込み」を主体にして音楽制作を行っていく。アナログシンセサイザーによる電子音の制作、リアルな生楽器をシミューレートするMIDI打ち込みのテクニック、MIDIとシンセサイザー、サンプラーによる様々な音楽の可能性を探っていく。 

【後期】
 前期に引き続き、更にMIDI、シンセサイザー、サンプラーを駆使した制作を行っていく。詳細については前期(制作実習2)を参照。
 更にリアルな生楽器のシミューレート、あるいは電子楽器と打ち込みでしか作り得ない音の世界、音色だけに頼らないエフェクター、奏法、MIDIデータとの組み合わせによる「サウンド」についても研究していく。また「映像作品」に音楽やジングル、効果音をつける制作でも、シンセサイザーを駆使したものにチャレンジし、映像を優先して変幻自在に音楽を変化させる工夫を学ぶ。