京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

音楽学科

制作実習2/4 [作曲技法][実習]

【前期】「1日1曲」を目標とする作曲の基礎訓練
【後期】「音のデザイン」という観点から曲のスタイルを探る

担当者: 谷口文和

【前期】
 作曲の力をつけるのに何より有効なのは、とにかく数をこなしながら試行錯誤を繰り返すことである。特に、職業的な作曲家を目指すのであれば、一定のペースで曲を作り続ける力が不可欠である。しかし実際には、最初から自分の理想通りに完成された曲を作ろうとするあまり、なかなか作れなくなってしまう人も少なくない。
 そこでこの実習では、本格的な作曲に向けた基礎訓練として、曲の素材となる音を扱い慣れるためのトレーニングを行う。これは言わば、スポーツ選手が準備運動やストレッチによって身体の可動域を高めたり、競技中の動きの選択肢を増やしたりするようなものである。ある曲想を思いついた時に、そこからどう音を動かしていくかという選択肢を増やし、その中から自分がこれだと思う音を選んで作曲できるようになることを目指したい。
 全員に共通の課題を課し、制作作業の合間に作曲の経験・習熟度に応じた個人指導を行う。また、習熟度や関心の近い者同士を集め、テーマ別の勉強会(コードの使い方、既存曲の分析など)を実施することも予定している。講評の際には、自分のこだわっている点や注意して聴いてほしいところを伝えるプレゼンテーションも重視する。

【後期】
 現在では「作曲」の自由度は非常に高くなっている。しかしだからこそ、音にどうやって一貫性や説得力を持たせるかが問われる。
後期の実習では、メロディとその伴奏を作るという意味での作曲を超えて、音楽の響き全体をデザインしていくことに重点を置く。既存の音楽様式を土台とした曲を作ってみることを通じて、「一定の方針に沿って音をデザインする」という感覚を鍛える。期末課題では、自分が今後探究していきたい音楽の方向性を示すような曲を制作する。
 全員に共通の課題を課し、制作作業の合間に作曲の経験・習熟度に応じた個人指導を行う。また、習熟度や関心の近い者同士を集め、テーマ別の勉強会(コードの使い方、既存曲の分析など)を実施することも予定している。講評の際には、自分のこだわっている点や注意して聴いてほしいところを伝えるプレゼンテーションも重視する。