京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

音楽学科

応用実習2Z/4Z [音楽と、次のビジネス][実習]

担当者: 永田純

 「応用実習」中、積極的な意味で「音楽を “つくることそのもの” を直接の対象にしない」数少ない授業です。「音楽を “世の中に、ふさわしく存在させる” こと(そして、世の中を少しでもよくしていくこと)」を、頭と手とカラダを使って実現していくことを目指します。

 これまで「音楽産業」と呼ばれていたモノや概念がほぼ意味をなさなくなった現在、永田自身は本学での学びの意味をこのように捉えています。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/faculty/nagata-jun/
 ここでまず必要になる「(音楽を中心にした)新しい循環」について、一緒に、実践しながら考えていきたいと思います。

 実際の授業では、いくつかのグループに分かれた上で、いくつかのプロジェクトを立て、これを実践していきます。グループ分けや対象とするプロジェクトについては、履修者の人数や個性相性、またタイムリーな事案や偶然必然の出会いをも勘案した上で、履修者と教員の協議により決定します。

 具体的なプロジェクトとしては、イベント開催、レーベル運営やメディアの立ち上げのようなものから、BGMや環境音、音楽療法などポップスとは異なる音楽の存在に関わるもの、ほかのジャンルのクリエイティブ一般と関わるもの、あるいは、それらを通した他者との共働などまでが考えられますが、ここで重要なのは、それらの「カタチ(形式)をなぞる」ことがこのクラスの目的ではない、ということです。「音楽を世の中に置く= みんなのものにする/ 役立てる」ためにどのような視点が必要か、これらのプロジェクトの実践を通して考え続ける場になることを期待しています。

 私たちによっての最初の “世の中” は、キャンパスです。当初のプロジェクトは、学内施設のBGM制作やランチライブ開催など、学内の音楽環境を具体的に見直すことから始まり、すぐ先には京都の街、そしてその先は世界中とダイレクトにつながることを見据えたものになるでしょう。
 また、これらの過程で必要になる「音楽制作」については、同じ応用実習のほかのクラス、あるいはほかの授業、学部との積極的なコラボレーションにて実現します。

 2017年、わたしたちが今考えるべきは、音楽をもう一度みんなのものにすること、そして、それを支える新しい循環をつくることです。この授業がそれを実践し、そして音楽そのものについて、わたしたち自身についても、さらに深く掘り下げて考える機会となることを願っています。

Good business is the best art. -Andy Warhol
Think Globally, Act Locally.