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【ep.2 基礎編】練習って、何する?

こんにちは、ボーカル担当の松本です。

今回の記事では、ボーカルの基礎練習や発声練習について紹介します。実際にバンドやソロでボーカル活動をしている大学生2名に協力してもらいわかりやすくまとめたので、順を追って解説していきます!

協力
・FENG(WAY DOU THRU): ボーカル練習に関して全て独学。
・彩花:ボイトレ教室に高校1年生から通っている。

 

a.基礎練習

歌うためには歌唱力以外に体力も必要になります。2人がどんなことをして日頃から体力をつけているのか聞いてみました。

FENG:怪我防止や柔軟のためのストレッチ、体力づくりにバドミントン。

彩花:体力づくりにランニング、筋トレ(特に腹筋、背筋)、体幹、縄跳び。
肺活量を増やすためにお風呂で息を止めてトレーニング(毎回同じ曲を流しながら潜り、1回目はAパートまでいけた→2回目はサビ前までいけた……という感じで日々繰り返していく)

日常的に体力や肺活量を増やしていくためのトレーニングは大事!2人を参考に自分で日常的に続けられるトレーニングをやってみましょう。2人のおすすめは水泳らしいです(肺活量と体力を効率よくトレーニングできるらしいです)。

 

b.発声練習

練習でも本番でも、いきなり歌を歌い始めたら喉もびっくりしてしまいます。喉を歌う状態にするために行うのが発声練習。2人はどんな発声練習をしているのか見ていきましょう。

FENG:「イ」、「エ」(自分の発声しやすい音でOK)で発声。その後「ギ」で音階練習。ハミングリップロールタンロールをして、最後にヘッドボイスの練習。

彩花:まずは呼吸の練習。深呼吸をして心拍数を意図的に落ち着かせ、息を深く吸えるようにする(2〜3回)。次に「あぁいぃ」と発声練習。詳しくは以下の動画を参照。続いて「ア」で最低音から最高音にいき最低音に戻る練習(スムーズに地声と裏声を切り替えられるように練習)。最後に音程練習。

歌う前に喉の準備は入念に。出しやすい音程は人によって違うので、この記事に載っている動画が自分に合わないと思ったら、「ボーカル 発声練習」とかでYouTubeで検索すると男女共に参考になりそうな動画がたくさんあります。自分に合わない練習を続けると喉を痛めてしまうので、無理せずに自分が苦しくなく練習できる音を探してみてください。

ヘッドボイス、裏声って何?と思った方も多いと思います。以下の表に簡単にまとまっているので見てみましょう。

高い声で歌う中でも声の出し方や声質でボイスの種類が変わるのは、覚えておくといいかもしれません。

 

c.歌う前に気をつけていること

いくら歌う前に発声練習をしても、喉のコンディションが悪いと思ったように歌えません。2人が気を遣っていることを参考にしてみましょう。

FENG:甘いもの、お酒を控える。少し体を動かしてから歌うようにする。

彩花:ストレッチをする。油分を洗い流す作用があるというジャスミン茶、烏龍茶などは飲まない。水かルイボスティーを飲む。冬なら蜂蜜入りの蜂蜜レモンとかも飲む。

2人ともストレッチなど体を動かしてから歌うようにしているようですね。ストレッチの参考はぜひep.0を読んでみてください。飲み物にもやはり気を使うそう。乾燥しないように油分を大切にするという歌手は多いようです。

蜂蜜が喉にいいって聞くけどなんで?と思ったあなた。私もそう思ったので調べました。蜂蜜には主に呼吸器系の細菌の増殖抑制、喉粘膜の保湿保護、疲労回復の3つの効果があるそうです。冬は乾燥しやすいので、蜂蜜で喉を労りましょう。

 

d.練習で大事なこと

さあ、歌唱力上達のためには練習が大事!なんですが、じゃあその練習で大事にしたらいいことはなんなのか聞いたところ、2人から同じ回答が。

喉が疲れたら休む
疲れる歌い方と疲れない歌い方があるので自分で見極める

この2つ!歌い方の見極め方を聞いたところ、感覚らしいです。疲れない歌い方というのは、どれだけ歌っても全然疲れず、声が枯れるようなこともないそう。1つの判断基準として覚えておくといいかもしれません。

 

e.うまく歌うポイントなど

歌をうまいと思わせられるように歌うコツ、聞いてみました。

・楽譜は読めなくてもいいが、リズム感は大事
・歌詞の子音や歌い回しに気をつける

この2つ、覚えておいてください。これは私が人の歌を聞いていても大事だなと思います。リズムが歌だけずれていると、なんだか聞いていて落ち着かないし変だな、と思われてしまいます。リズムをとる練習も動画を載せますのでご参考までに。

歌い回しに関しても動画を載せています。動画以外にも、普段から自分が聞く曲はどういった歌い回しがされているのか注意して聞いてみましょう。意識するだけでだいぶ変わると思います。

  

  

今回はボーカルにとって必要な練習や上達のコツを紹介しました。今回協力してくれたFENG(WAY DOU THRU)さんと彩花さんのSNSも、ぜひチェックしてみてください。

 

長いまとめとなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。

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