Drums

【ep.3 基礎編】パラディドル教

お待たせしました。基礎練習・初心者編です!
といっても今回は個人的におすすめな基礎練習を紹介したいと思います。

とりあえず基本的な基礎練の流れについての一言

メトロノームに合わせて叩く感覚がわかってきたら、次は様々なリズムを練習してみてください。

そういうと思った!そんなのもう調べて知ってるよ!そういうサイトは他にもあるし!

そうですか……

ちなみに、実演を見て「このリズムを真似してみて」と言われてすぐに対応できる人は結構います。というかほとんどの人ができちゃいます。
元から真似上手だったり、リズム感覚や記憶力があったり、普段音ゲーをやっていたり…おかげでリズムパターン楽勝!という人はかなり見てきました。

ですが、「この音を真似してみて」「この手順を真似してみて」と言われると、急にできなくなる人が多いのです。発狂したり虚無になって、しまいにはうずくまったりします。
不思議ですね〜!(面白がるな)
これは指導先で「脳トレ」と命名されがち、そして嫌われがちな練習のうちの2つです。
頭ではわかっているはずなのに、体が動かずモヤモヤする感覚をどうぞ味わってください。♩=120を目標に練習するのがオススメです。

実際やってみるとどうでしょう。「うがー!!」ってなりませんか?
「体を制御しなければ」と思うと、力が入りがちです(ドラムで難しいリズムを叩くときもそうなりがち)。
いかにスマートにできるかがポイントですよ。そのためにはどうすれば良いか……頭を使ってください。
ちなみに大きい音を出すためにとにかく力を入れるのは間違いです。振り下ろす速度・芯のある音を出そうという意識で音の大きさが変わります。
それとRRやLL、手首をいちいち2回連続で動かすのきつくないですか?だったら1回の動き(ストローク)で2音出せば楽ですよね。スティックの反動と指を使ってみましょう(この意識が綺麗な2つ打ち・ロールに繋がります)。

リズムパターンについての教則本やサイトは沢山あります。調べたらすぐに出てきます。
ですが、リズムを多く習得していても、強弱が変えられない・力の制御ができない人がいます。音の強弱がコントロールできれば、他メンバーが目立つときの気遣いや、曲に起承転結・緩急をつけることが苦じゃなくなると思いますよ。

というわけで、

リズムパターンだけじゃなくてこういうのもやってみてね!

地味だけどめちゃくちゃ効果あるからね!

という回でした。

〈ここからは自分語り〉
実は私、ドラムを始めてからの半年間は、パラディドルしかやっていませんでした。
打楽器の先輩がおらず、指導してくれる人もいない。そのとき部室にあったのは、パラディドルが書かれた楽譜1枚だけでした。
最初は「これを♩=120でやるなんて無理だろ」と思っていました。
が、毎日効率的な叩き方を考えているうちに、力の抜き方・2つ打ち・ロールなどをいつの間にか習得できたのです。そんなわけで、私はパラディドルを推奨しています。ドラムのタム回しにも応用できますしね。パラディドル最強!

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