Hacking Global Pop Icons
〜世界中の誰もが知っているアイコンをハックしろ!〜
期間:2022年8月15日~9月3日
チューリッヒでの対面式
概要
Hacking Global Pop Iconsは、チューリッヒ芸術大学(ZHdK)とロンドン芸術大学(UAL)が共同で開催する3週間の実践型サマースクールです。このサマースクールでは、(大量)生産と(大量)受容の政治的、社会的、技術的、歴史的側面を検証することを通して、世界中で同じポップアイコン(アヴェンジャーとか、ポケモンとか、BTSとか…)が知られていることの意味と、それが各地で違う受け取られ方をしていることの意味を探ります。こうしたポップアイコンは、文化について考えるための、また、その影響力を脱構築し、リミックスし、拡張する新しいメディアミックス作品を生み出すための共通の出発点となります。2022年の包括的なテーマは、「Real Fake ⁄ Fake Realness(リアルなフェイク/フェイクなリアル)」です。ヨーロッパとアジアからの参加者が、様々なリサーチ手法(フィールドリサーチ、ポップカルチャー批評、言語分析)を用いて、様々なフォーマットで共同制作を行います。
この実践型サマースクールを通して、学生たちは異文化コラボレーションにおける新たな創造の現場を体験することになるでしょう。また、グローバルな文脈とか、世界を席巻する主流文化とか、そうした文化に対する迎合主義などのなかで「文化」という概念がなにを意味するのかを学ぶことになるはずです。チューリッヒで同時に開催されるグローバル・ポップ・カルチャーズ・フェスティバルと連動して、参加者は「Real Fake ⁄ Fake Realness」というテーマに沿って、実践に基づいたリサーチを行います。
こうしたリサーチの成果は、実に多様な作品フォーマット(フィクションやドキュメンタリー映画、インタラクティブメディア、パフォーマンス、クリエイティブノンフィクション、短編小説、コミック、ポッドキャスト、談話分析、空間インスタレーション、公共空間でのアート、歌、ミュージックビデオなど)。の最終プレゼンテーションにつながります。
身につく知識と能力
- グローバルな文脈における文化的概念を理解する。
- グローバルアイコンがどのようにデジタルモニズムと相互作用し、形成されるかを理解する。
- 何がアイコンを本物にし、偽物にするのかを探求し、精査する。
- 実践に基づく国際的かつ学際的な創造的コラボレーションに参加する。
- メディア表現論への洞察
- プレゼンテーションスキルの構築と実践
担当教員
- Kingsley NG 香港浸会大学視覚美術学部准教授
- Dr. Chow Yiu Fai 作家、作詞家、香港浸会大学人文及創作学部准教授
- Caitlin Shepherd ロンドン芸術大学講師
- Tom Gerber チューリッヒ芸術大学講師
- Claudio Bucher チューリッヒ芸術大学創作的経済研究
日程
2022年8月15日~9月3日
定員
このプログラムでは、舞台芸術、映画、音楽、美術、メディアアート、デザイン、美術教育など、幅広い分野の芸術とデザインに携わる参加パートナー機関の学生25人に、受講資格が与えられます。
費用
シェアードキャンパス提携校の学生は受講料が無料。
チューリッヒへ渡航する学生は、次の費用を負担する必要があります:
∙ 旅費
∙ 宿泊費
コロナ対策
渡航に制限がある場合、サマースクールはオンラインで開催されます。
応募サイト
こちらのフォームから応募してください。
*希望する形態(オンライン、対面)を明記してください。
*サマースクールの応募方法についてはこちらを参照してください。