History Reviewed: We Can’t Forget How to Move

History Reviewed: We Can’t Forget How to Moveは、2021年はArt of the Gapという名称で開催されました。

History Reviewed: We Can’t Forget How to Move
〜歴史を振り返る:動き方を忘れてはいけない〜
期間:2022年7月18日~31日
対面式(バンコク)
*オンライン講義とシンポジウムのみの聴講も可能

概要

1999年、バンコクで開催された画期的な展覧会「Cities on the Move」は、世紀の移り目におけるグローバルなアートの展開の端緒になりました。その後、世界は変わりました。このサマースクールでは、ケーススタディというかたちで、それほど遠くない昔に開催されたこの展覧会を、タイの文脈に即して振り返り、今日の私たちの立場、ひいては将来の動きについて再考することを目的としています。

第4回目のサマースクールは、豊かでユニークな芸術の伝統と現代の発展を併せ持つバンコクを研究対象とします。1999年、ホウ・ハンルーとハンス・ウルリッヒ・オブリストのキュレーションによる巡回展「Cities on the Move」(CotM)が第6回展としてバンコクにやってきましたが、これは一つの大きな施設ではなく、様々な場所に作品が分散しているという、画期的な展覧会でした。当時は、アジアの都市の超成長をはじめ、グローバル・ビレッジに対する楽観的な見方がピークに達していました。それから20年以上が経過し、世界は大きく変化し、かつて国や大陸の間にあった緊密な関係は過去のものとなったように思われます。このサマースクールでは、この急激な変化からヒントを得て、現在の私たちの立ち位置を再考し、今後の動きにつなげていきたいと考えています。

このサマースクールでは、「移動する都市」をテーマとしたシンポジウムを基調とし、そこからプログラム全体が展開される予定です。様々なケーススタディを通して、この特別な歴史を検証し、学生たちは、作品と文脈との密接な関係について学びます。物理的な素材やデジタルメディアを通して、歴史的な題材に対する様々な創造的アプローチを模索し、各自の作品を発展させ、招待された批評家を含む最終展示会で発表する予定です。

身につく知識と能力

  • 歴史認識を深める。 
  • 素材の指標性、サイトスペシフィック性を議論する。 
  • 作品展開の題材を構想する 
  • 批評的考察に基づく歴史/記憶の描写

担当教員

  • Leung Chi Wo 香港城市大学クリエイティブ・メディア学部准教授(SCM)
  • William Davis チューリッヒ芸術大学准教授(ZHdK)
  • David Morris ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校展示研究コース共同代表

日程

2022年7月18日〜31日

定員

このプログラムでは、舞台芸術、映画、音楽、美術、メディアアート、デザイン、美術教育など、幅広い分野の芸術とデザインに携わる参加パートナー機関の学生25人が、入学資格を得ることができます。シンポジウムやレクチャーにオンラインで参加するための聴講生数は制限されていません。

費用

シェアードキャンパス提携校の学生は受講料が無料。
バンコクへ渡航する学生は、次の費用を負担する必要があります:
∙ 旅費
∙ 宿泊費 

コロナ対策

渡航制限がある場合は、バンコクにいる教員とオンラインでサマースクールを開催する予定です。

応募サイト

こちらのフォームから応募してください。
*希望する形態(オンライン、対面)を明記してください。

*サマースクールの応募方法についてはこちらを参照してください。

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