京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

このページに掲載されている科目のほかにも、外国語、スポーツ実習、他学部開講科目などを履修できます。
詳しくは学生生活支援サイト「セイカ・ポータル」にゲストユーザでログインの上、時間割をご覧ください。

担当者:チヂワ友江

基礎実習1B

縫製から学ぶ服飾造形(基礎)

 縫製の基本である “手縫い” から始まり 「布」 「物」 「服」 を制作する過程で、縫い目や始末に対する意識・ 構造・ デザイン・ シルエット・パターンなど、縫製技術だけのための縫製ではなく、服の考案の基本となる “服飾造形の基礎的な考え方” を学ぶ。

担当者:寺田倫子,柳田剛,蘆田裕史

基礎実習2B

ファッションデザインの方法

 デザインの基礎を身につける為の実習です。手順方法を共有し、取材と観察を通してかたちの目的を見つけ、デザイナーが計画し伝えなければならない服飾造型上の情報や技術を見ていきます。
 ファッションデザインは主に「人が着るものを」「選ばれる様に」「作る」前提で始めます。ですので、服を考える前に「作る」という事や、「着るという行為」、「選ぶ 購入する」などデザインの前に考えておきたい事を共有していきます。

担当者:チヂワ友江,中道友子

基礎実習3B

リアルクローズはパターンから

 服のパターンを作る方法の一つとして平面裁断がある。作図をしてパターンを作るのだが、体に合った基型を使う。
 その基型が原型となる。原型の使い方を理解し、さらに、トップスのシルエット展開を学んで、形にする。

担当者:東丸大範,蘆田裕史

基礎実習4B

デザインの方法論を学ぶ

 通例、服を作ることは「ファッションデザイン」と呼ばれる。では、そもそも「デザイン」とは何か。デザインはアートと異なり、原則的には問題解決のために行われるものである。この授業では問題をみつけるところからはじめ、ディスカッションによってアイディアを育て、それを提案あるいは実作することを目的とする。具体的な内容としては、「ファッション美術館の企画」、「目的とターゲットを設定したファッションデザイン」のふたつのテーマを行う。

担当者:寺田倫子,柳田剛

基礎実習5B

アパレルデザイン

 利用者と製造者の利益を両立する服の設計を念頭に置いたデザイン実習です。大衆の美的共感に表れる型、錯覚、行動傾向など、比較的変化しにくい事柄を応用して、時流 要求の変化に対応出来る服の設計技術習得を目指します。

担当者:チヂワ友江,中道友子

基礎実習6B

リアルクローズはパターンから

 衿、袖を平面と立体裁断から学ぶことで、しくみを理解する。衿、袖の展開をする。また、身頃につけることで、デザインや機能性も合わせて考えていかなければならないことを学ぶ。ウール素材の扱いを学美、制作する。各自のシャツを制作する。

担当者:小北光浩

制作実習1B/3B

【前期】リサーチおよび製作を通した知識獲得
【後期】アパレル考案、計画本格体験

【前期】
 20世紀のデザイナーの古典的なマスターピースの模倣から応用展開を行います。
 ベースとなるデザインのシルエットやディテールなどをしっかりと考察したうえで、現在の衣服デザインへの応用に必要なシルエット感、ディテール、テクニックについてリサーチし、デザイン展開及び実際の制作を行います。トワル制作を経て実際の生地による作品制作まで行います。

【後期】
 ファッションデザインは作品として1体の衣服を作れれば良いわけではありません。ビジネスにおけるデザインの体験として、コンセプトを踏まえたうえでのシーズンテーマの理解と、そうしたことを踏まえたうえでのデザイン展開を行います。一体の作品制作という点の視点から、MDを踏まえたデザインという面のデザインへと視点を変えてもらいます。合わせてターゲットを意識しデザインに客観性をしっかりと持たせます。

担当者:川勝真一,榊原充大,西谷真理子

制作実習2B/4B

冊子制作や展覧会の企画など、「編集」の実践を通してファッションを組み立てる思考方法を獲得。

この授業では、前期では冊子制作、後期は展覧会の企画・構成という異なる方法で、「編集」を実践してみようと考えている。この経験を通して、ファッションを「届ける(組み立てる)」思考方法を獲得してほしい。

【前期】
 2つのチーム=編集部に分かれて、紙の冊子の編集・制作(印刷会社には発注して印刷、製本)を行う。ここで、いわゆる雑誌編集的な作業、冊子のタイトルを決め、特集テーマに沿って取材して文章にまとめたり、写真を撮影したり、集めた素材をレイアウトしたり、フォントを考えたりなど、さまざまな種類の仕事を体験することができる。予算や締め切りといった枠も考慮に入れ、作業のタイムスケジュールも学生たちが考えなければならない。
 文章を書く訓練、デザインを考え、レイアウトする訓練、写真について考える訓練なども、できるだけ盛り込んでいきたい。
 授業では毎回のように、会議、ディスカッション、プレゼンを組み込むことで、個人的な思考はもちろん、コミュニケーションやチームワークの強化も目指す。

【後期】
 前期の冊子制作とは大きく方向を変え、後期は展覧会をキュレーションする。前期の最後の2回で予備打ち合わせをしたことを受けて、展示物の確定(今年は展示物は自分たちで作らず、キュレーションに注力する)と展示方法、広報活動などを話し合いで決めていく。会場も、2014年度、2015年度と同じkaraーSでなくてもよい。プレゼンテーションやショーという形式も可。
 早い時期に、ファッションの展覧会のキュレーションを経験したことのある人をゲストに招き(林央子さんなど)、ファッションのキュレーションについて、レクチャーをしてもらう。それに触発される形で、展覧会の内容を企画する。カタログやフライヤーのアイディアもアドバイスをもらえるかも。
 前回(2015年度)に引き続き、今回もまた、音楽コースの高野寛さんのソングライティングの授業とコラボレーションを行いたい。それを生かして、ギャラリーの動かない展示ではなく、ショーというチョイスもありえる。
 後半は、自分自身のポートフォリオ作りを行う。これはこの授業に限らず、自分がこの学校で2年間に学んだことの成果をまとめたものにする。レイアウトやデザインにこだわった、個性的な制作物ができれば、3年時以降の就職活動にも有効なのでは。

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担当者:柳田剛

応用実習1B/3B(A)

ファッション衣料の商品開発現場的製作体験

【前期】
 教員を企画責任者に一緒に見本作りをします。 アイデアを選抜し、資材 協力者 メーカーを探し集め、組み立て、仕上げます。あれこれ動く過程で今迄知らなかったいろいろな資材や出来事、服の作り方に出合うはずです。
資材 工程 加工法を知り、モノの良し悪しを生むポイントはどこか。服作りのツボを知り コツをつかみましょう。 

【後期】
 教員を企画責任者に商品計画し、見本製作をします。

担当者:五十嵐勝大

応用実習1B/3B(B)

ルールを考える力と実行力

 現在のビジネスシーンは、分野間の垣根がなくなり、物事のサイクルが高速化、また複雑になってきています。
限られた時間、情報の中で、ビジネスの目的、戦略の理解力を上げること、創り出すこと(実行力)を求められています。
それは、ファッション業界も例外ではありません。

授業では、ファッション業界だけでなく、他の分野にも通じる、ビジネスにおける基礎理解力と実行力を身につけ、
ビジネス戦略の核となる、「ルールを考える力」、「実行する意義」について学ぶことを目的にしています。

ビジネス活動が、より楽しい仕事に、そして豊かな世界になるように、一緒に考えていきましょう。

担当者:中山路子,岡野奈尾美

応用実習2B/4B(A)

【前期】ブランドデザイナーとしての企画力をつける
【後期】個を掘り下げた表現力をつける

【前期】
 実際の行われているプロセスを通して現場感覚で現実的に役立つ考え方、提案力を学ぶ

【後期】
 ブランドデザイナーとしての企画力をつける前期の授業を元に個を掘り下げた表現力をつける

担当者:蘆田裕史

応用実習2B/4B(B)

企画の方法論を学ぶ(1)

展覧会企画はさまざまな能力が要求される行為である。そこには、作品に対する知識はもとより、作品を歴史に位置づけるための文脈形成能力、独創的なコンセプトの考案能力、作家の選定理由を明確に説明するための文章力、作品をベストな状態で見せるための空間構成力など、さまざまな要素が詰まっている。この授業では、展覧会企画を通して上述の能力を身に着けることを目的とする。
※展覧会企画を念頭に置いているが、ショップの企画でも構わない。

担当者:

自由制作

3年間の学習を振り返り、卒業制作・卒業論文の実現に必要な課題に取り組む 

 卒業制作・卒業論文計画書の内容を実現するために必要な課題を明らかにし、それに取り組む。
 本実習は学生各自の自主的な作業を基調とするが、定期的に指導教官に進捗状況に関して報告し、質疑応答を持ち、指導を受けることが必須である。 

担当者:

卒業制作

4年間の学習の集大成として卒業作品を制作し、あるいは卒業論文を執筆する。 

 自由制作(前期)で行った習作や研究をもとに、卒業作品または卒業論文を完成させる。
 本実習は学生各自の自主的な作業を基調とするが、定期的に指導教官に進捗状況に関して報告し、質疑応答を持ち、指導を受けることが必須である。
 あわせて、その成果を社会化する場面としての卒業制作展に向けて、その企画・運営の実践的な計画・準備を行う。 

担当者:中道友子

領域横断基礎演習 [パターン]

リアルクローズはパターンから。

1年で学べていないアイテムとして、パンツ、テーラードジャケット、袖の応用としてラグランスリーブを学ぶ。
各アイテムの仕組みを理解し、基本のパターンが、ある程度自由に引くことができるように学ぶ。

担当者:山田悠大

領域横断基礎演習[ファッションビジネス]

ファッションビジネスの基礎、考え方(ブランディング、マーチャンダイジング、マーケティングの基礎と実習)

 今、あなたが着ている服、何故それを買ったのでしょうか。
あなたがその服を手にしている様に、誰かの為にデザインされた服がそれを必要としている人に届く為には、
その人の目に届くところに欲しいと言う気持ちを冷まさない適切な価格で用意しなくては行けません。
砂漠ではおでんは売れないでしょうが、水ならきっと売れるはずです。
それと同様にファッションにおいても消費者にデザインを届けるための感性のみではない然るべき理屈に基づいた商品開発の考え方があります。
 本授業は、その考え方を講義、及び実際に商品開発の現場で行っている業務と同じ内容の実習を行います。
ファッション業界やブランドについて基礎的な成り立ちの知識を蓄え、市場調査や消費者動向調査などの実習を通じ世の中の需要を探り、ブランドを運営する為に必要になるお金の仕組み(係数)を通じ商品計画(マーチャンダイジング)の立案を行うことで、工業製品としての商品開発の方法とファッションブランドの運営の仕方を学びます。 

担当者:仲村健太郎

領域横断基礎演習 [グラフィック]

グラフィックデザインを通じて自分の活動を発信できるようになる。

 アーティスト・デザイナーの創作活動は、それ単体では成り立ちません。名刺、カタログ、CDのジャケット…など、さまざまなメディアを媒介して、つくった物が人へと伝わっていくのです。伝えたい相手に、どんなデザインを使って伝えるのか? そのためには書体や用紙、印刷方法などさまざまな要素を編集し、思考していく力が必要になります。この授業では、グラフィックデザインのプロセスを概観し、実践へと繋げていきます。

担当者:中道友子

領域横断演習 [パターン]

リアルクローズはパターンから

 1,2年で学んだことをさらに広がりを持たせる。
身頃続きの袖をメインに、フード、ハイネックカラーなどの基本を学び、応用発展した作品を制作する。 

担当者:森繁牧子

領域横断演習 [ブランドPR]

ファッションからライフスタイルに至るブランドPRに必要な能力、素養とは何か?を学び、実践する

 ファッション・ビジネスにおいて求められているPRの役割とはなんでしょうか?売上を向上させるために販売を促進させるソリューションを企画提案するのでしょうか?ブランドのポジションを確立するためにマーケティング・リサーチをし競合ブランドから抜きん出るための施策を提案するのでしょうか?それともデザイナーと共にブランドの価値観を育てていくブランディング・コンサルティングをするのでしょうか?或は、ブランドの認知を訴求するためにメディアに広報することでしょうか?それとも、ブランドの顔、窓口となって社外の人とのコミュニケーションをするのでしょうか?答えは、それら全てなのです。この他にデザイナーの意図を理解し、インタビューのセッティングやアテンドをする、商品サンプルを管理したり、輸出入業務を請け負ったり、雑誌を読んだり、市場リサーチをしたり、社内外コミュニケーションに必要な資料を作成するなど、その業務は多岐に渡っています。
本講義では、これらの業務を大まかに理解し、いくつかの実践的な専門業務をこなせるために必要な能力と素養を身につけることを目的とし、いま学ぶべきことは何かを理解し、実践出来るようなカリキュラムをこなしていきます。本講義を受けることで、ファッションのみならず、ライフスタイルに至る全てのブランドビジネスに活すことの出来る、PRに必要な素養と能力を実践的に学ぶことが出来ます。 

担当者:田沼英治

領域横断演習 [ニットデザイン]

無限の可能性を秘めた「ニット」。編み物だけではない、幅広い「ニット」の世界を学ぶ。

 一着まるごとの状態で編み機から直接立体的に編成されるホールガーメントや、ナイキが開発したアッパーがすべてニット構造のスニーカー「フライニット」などニットの進化が著しい昨今。またTシャツなどのジャージー素材やスウェット地は、製品としてはカットソーや布帛に分類されるが、組織としてはニット組織なので「ニット」という範囲は実はとても広い。

ここではニットの構造や技術・機械の種類・編み組織などを基礎的なことを、手編みと家庭用手動編み機の実践と共に知識を学ぶ。

担当者:山崎二郎

領域横断演習 [雑誌編集]

プロフェッショナル・マガジン・エディター&プロフェッショナル・インタヴュアーになるための講義

 この講義はイコール『INDOOR OUTDOOR』編集部です。4ヶ月計15回の講義の中、2ヶ月で1号、計2号を編集します(クオリティが高いと判断すれば、『バァフアウト!』にも掲載します)。
また、各回、テーマを決めて、エディトリアル、インタヴューについてのノウハウを講義。ゲスト講義者も招くこともあります

担当者:アサダワタル

領域横断演習 [ソーシャルデザイン]

文化・メディアを日常のなかで使いこなす知恵とスキルの獲得

 昨今、少子高齢化による社会保障の崩壊と地方格差、長期的不況による就労・貧困、その他様々な環境、教育、福祉などにまつわる問題が存在します。これらをクリエイティブな手法で解決することが、すなわち「ソーシャルデザイン」の使命です。
 一方で、音楽や美術など様々な「アート・芸術文化」に携わる現場からは、それらが「課題解決のためのみ」に使われることに対する拒否反応がたびたび寄せられてきました。「アートってもっとそれ自体が崇高な表現行為なのではないか?」といった意見に代表されるこれらの違和感は、もう一方で、社会活動を本分とするNPO・社会起業家からは「アートの現場は美意識・自己欲求を追い求めるあまり、社会参加に関心がないのではないか?」といった意見として返されます。この一見すると相半するアートと社会活動は果たして、本来どれほど分かれているものなのでしょうか?
 アートには、課題解決よりも「問い自体」を発見する力があります。アートはまだ世の中で問題とされていない未知の領域を立ち上げ、これまでにはなかったコミュニケーションパターンを生み出し、結果としてある課題に対する克服をも実践してきました。

 この講義では、ソーシャルデザインという名を借りつつもその固定観念に縛られることなく、美術系大学ならではの視点から創造性の問い直しと社会における新たな問いの発見の双方を、知識面・実践面において鍛えます。具体的には既に存在する作品ー書籍、映画、音楽など―あらゆる「文化・メディア」を素材にしながら、ソーシャルデザインを実践する現場事例を総括的に学びます。そして、その実践成果として、それらのメディアを具体的に扱い、人と人とを新たな関係で繋げるユニークなコミュニケーションをテーマにしたプロジェクト(イベント・ワークショップ等/会場は大阪市内の複合型書店を想定中)を受講者全員で企画します。

担当者:上松正宗

メディア制作1 [写真]

写真とコミュミケーション

 制作ツールとしての写真技法を学び、成果物を作り上げる。背景の選択や構図の取り方、光の利用や空間の活用、媒体の性格に応じた対応や機材の特質を学びながら、表現活動や制作活動で使いこなせる写真技術を獲得することを目的とします。

担当者:石岡良治

メディア制作2 [グラフィック]

アドビ・イラストレーターとフォトショップを習得する授業です

 専門的知識がない人も演習を通して覚えたいという人を対象にエントリーできる内容、授業参加者のスキルレベルに合わせて個別に臨機応変に進めます。webで検索する、書籍を読めば独学できる習得内容を、実地を元に実際必要な要点に絞って授業を行います。一緒に制作することで習得し、最終的に表現手段として授業以降も使えるようになる、ということを目的にしています。 

担当者:木村和史

メディア制作3 [映像]

基本からテクニックまで〜映像制作演習・アプリケーション講習

 映像制作に必要なアプリケーション、グラフィック系ソフトを使用して、映像を制作していきます。
ソフトの使い方とテクニックを実習で学び、撮影やコマ撮りなど様々な手法を体験する。
映像表現でアイディアを形にしていく。

担当者:檜宗憲

メディア制作4 [CAD]

アパレルCADパターンメイキング パソコンを使ってパターンをつくる

 パターンメイキングを仕事にする多くの人はアパレルCADを使用しています。本講義ではCADソフトを用い、パターンナーとして必要な技術を習得します。また、ファッションにおけるパターンメイキングの重要性について深める事を目標とします。

担当者:光嶋崇

メディア制作5 [エディトリアル]

はじめて学ぶ「雑誌・電子書籍」デザイン。エディトリアルソフトの基本とレイアウトの法則。

 エディトリアル、グラフィック系ソフトを使用して、音楽雑誌やファション雑誌をデザインします。ソフトの使い方と効果的なレイアウトテクニックを実習で学び、印刷物のプリントや電子書籍の制作を体験します。

担当者:光嶋崇

メディア制作6 [WEB]

はじめて学ぶ「インターネットの基礎」SNSとオフィシャルサイトで自分発信。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)とWordPressで制作したスマートフォン対応も可能なオフィシャルwebサイトを連携し、効果的な情報発信を目指します。また、HTMLとCSSの基礎を理解することによって、webサイトの基本的な制作方法を習得します。 

担当者:川邉恭造

メディア制作7 [プレゼンテーション]

プレゼンテーションを通してのコミニュケーションと自己表現

 プレゼンする上でのコミュニケーションにも重点を置き、また自分自身がなにに興味があるかも探る。最終的にはプレゼンテーションイベントを通して、より良い自己表現を目指す。 

担当者:吉田知史,城一裕

メディア制作8 [インタラクション]

音楽とファッションの極北から実践するインタラクション

 人ではなく装置やルールが奏でる音楽である生成音楽(城)と、電子デバイスや新素材を用いた制作手法であるテクノ手芸(吉田)、という2つの視点から、ワークショップ形式での演習や課題作品の制作を通じて、表現の素材としての様々なツールの可能性を探る。特に後半ではコード(プログラム)を書くということを、具体的なインタラクションを通じて学んでいく。多様なインタラクションに関わる実践を通じて、表現における独自性・今日性・批評性という要素に強く関わる、ツールの勘どころとその利用方法を体得する。

担当者:濱口澄

メディア制作8 [縫製]

洋裁基礎 – 服づくりのロジックと技法

 衣服に要求される性能を、シルエット・風合い・着心地・快適性・審美性などの感性で捉えられる文化機能と、保形性・伸縮性・強度・耐洗濯性などの消費性能に関連する生活機能の両面から理解し衣服を形づくる為の基礎知識・技術を習得する。

担当者:政田武史

デッサン1

「観察力」を養い、表現の基礎力を身につける。(基礎)

 素描(鉛筆やペンなどでの描写)やクロッキー(短時間で対象物の形を捉える描写)などを通して「見たもの」を「手元に伝える」力、いわゆる「観察力」を養いたい。そして「観察力」を鍛えることで身の回りの「モノ・出来事・現象」をそれまでより広く、或いは新たな角度から捉えられるようになり、これによって表現力の基礎を鍛え、表現の幅を広げられることを目標としたい。

担当者:政田武史

デッサン2

「観察力」を養い、表現の基礎力を身につける。(応用)

 素描(鉛筆やペンなどでの描写)やクロッキー(短時間で対象物の形を捉える描写)などを通して「見たもの」を「手元に伝える」力、いわゆる「観察力」を養いたい。そして「観察力」を鍛えることで身の回りの「モノ・出来事・現象」をそれまでより広く、或いは新たな角度から捉えられるようになり、更に表現力の基礎を鍛え、表現の幅を更に広げられることを目標としたい。

担当者:藤野可織

文章表現1

正確な文章を書くために

 文章を書くときにまずこころがけるべきなのは、感性や個性を表現することではなく、わかりやすく正確に書くことです。しかし、その正確さというものはひとつではありません。伝えたい情報の性質や内容によって、その都度自分で判断し、選びとるべきものです。この授業では、その素地をつくるための訓練を行います。基本的な正確さ、つまり文法的な問題や視覚的情報の客観的な描写にこだわり、数をこなすことによって文章の基礎を体でおぼえてもらおうと思っています。

担当者:斎藤光

文章表現2

レポートや論文の書き方を、講義・演習と実際に書くことを通して学び考える。
(アカデミックライティング一歩前)

 論文とは、世界や自然についての新しい事柄や新しい知識を、言葉と論理で形づくり、共同化するための仕組みです。この演習では、その仕組みを理解し、その仕組みを使えるようになること(標準的なレポートや論文を書くことができること)を目指して、考えつつ練習し、議論・発表してゆきます。
 演習内で、レポートを一編、論文を一編完成させることを課題とする予定です。

担当者:上羽陽子,宮脇千絵,金谷美和

クラフト1

着衣の文化論

 この授業では、服を着るという人間にとって普遍的な行為について多面的に理解することを目標とします。特に、世界各地の伝統的な衣服や技法を学びながら、衣服が成り立つ背景や風土、歴史や慣習についても理解を深めます。織りや染め、繊維素材の特性、歴史、文化による差異を、実際に手を動かしながら学びます。
さらに、本授業では学外授業として国立民族学博物館(大阪府吹田市)へ行き、展示資料や映像資料などを見ながら、インドを中心とした「民族衣装」と呼ばれる衣服の成り立ち、記号性、生産や消費の特性について考察します。

担当者:宮脇千絵,金谷美和

クラフト2

世界の着衣とその文化を学ぶ

 この授業では、服を着るという人間にとって普遍的な行為について多面的に理解することを目標とします。特に、世界各地の伝統的な衣服や技法を学びながら、衣服が成り立つ背景や風土、歴史や慣習についても理解を深めます。インドと中国を中心とし、民族衣装と呼ばれる衣服の成り立ち、記号性、生産や消費の特性、さらに民族衣装を事例とした既製服化、商品化、ファッションとの繋がりについて考えていきます。また、多様な形態の民族衣装を、さまざまな基準で分類することを通じて、衣服の多様性について理解を深めます。

担当者:久村幸平

調理表現

飲食移動販売を使って「食」と「サービス」のしくみを体験する

 普段みんなが飲食店や食品販売店などで口にする食べ物(食品)は様々な過程を経て提供(サービス)されます。”調理表現”では”食品を提供す る過程”に重点を置き、食品がどのように企画され作られるか、また流通ルート、販売方法なども含めて学びます。授業では実際に食品を企画し作り、実店舗で販売し現場をリアルに体験します。

担当者:大下大介,斎藤光

企画演習1/2

すべてを自分たちの力で手掛けるプロジェクト

 ポピュラーカルチャー学部生が提案し、教員による審査を経て採択されたプロジェクトを実行する授業です。この授業では担当教員がアドバイザーとして関わりますが、プロジェクトの達成に係わるすべての工程を学生の力で手掛けることを前提としています。
 学生が主体的に協働してプロジェクトをやり遂げることで、様々な経験と気付きを得ると共に、自分の手で仕事を生み出そうとする意識を高めることを目指します。

担当者:舘鼻則孝

企画演習3

ショップ&アートギャラリーの構築と運営 <アートと音楽、ファッションとデザインでコミュニケートする空間を作る>

シーケンスA
自己のルーツから成り立つアイデンティティーの考察。
自己の考察からなるセルフマネージメント、セルフブランディング。

シーケンスB
「作品」を「商品」へ展開する仕組みを考える。
「商品」が存在する「空間」の仕組みを考える。
「空間」から「商品」が流通する仕組みを考える。

シーケンスC
「シーケンスB」を踏まえ、ショップ&アートギャラリーのアイデンティティー
とブランディングを考える。
商品と空間演出に関するものを制作する。
期間限定のショップ&アートギャラリーを運営する。
開催期間を振り返り自己の表現の糧とする。

担当者:大下大介

企画演習4

シアワセとオドロキを提案するクライアントワーク [WEDDING DESIGN PROJECT]

 クライアントワークとは一般的に、お客様(クライアント)から依頼を受ける仕事(ワーク)のことです。
 この授業のクライアントは、2016年6月に結婚を考えられているカップルが対象となります。お二人から、その時にしかできない特別な結婚式やパーティーを演出するためのコンテンツ制作の依頼を受けます。結婚式、パーティーはお二人にとって、また参列される方々にとって記憶に残り進化する出来事です。食べる事、纏う事、聴く事、遊ぶ事を総合的に取り入れ、クライアントであるお二人は勿論、ご招待、ご参列される方々へ、満足し、感覚に残る時間を提供します。
 クライアントから頂いた案件についてディスカッションとプレゼンテーションを繰り返し、提案し、答えを導き出し、実際にクライアントが満足する以上のサービスを提供する挙式やパーティーを行います。また、クライアントから頂いた依頼のイメージ以上の上質な提案を求めます。

担当者:諏訪雅(ヨーロッパ企画)

企画演習5

集団と企画 遊びからのクリエーション 

 シアターゲームや短編の脚本作りを通じて、最終的に、集団でひとつの演劇作品(または映像作品)を作る。

担当者:島田大介

企画演習6

Visual Music Session

1)音を意識した映像制作を行い、映像を意識した音制作を行う。
2)制作した映像を上映し、それにアーティストがリアルタイム&即興で音楽を合わせるイベントを企画発表する。
3)音楽やファッションのための映像表現を学ぶ。

担当者:大下大介,斎藤光

制作実務研修1/3

自己開拓型 インターンシップ

 この授業は、自ら希望する職場での就業体験を通して、具体的に職種や仕事内容などを知り、自分の適性を探る機会とします。あわせて、その体験を自らの専攻分野の制作・研究に活かすことを目指します。またインターンシップ実習の成果を向上するために、事前・事後授業として「インターンシップ」と連動して進行していきます。

担当者:西谷真理子

制作実務研修4

ファッションの仕事研究
ファッションのプロフェッショナルのレクチャーを通して、実際の仕事内容を理解し、仕事についてのビジョンを持てるようにする。また進路についてのヒントを得ることもできる。

 ファッションコースの学生が「自分が将来関わりたい仕事」について考えるとき、「ファッション業界とはどのようなところか?」「世の中にファッションに関連したどのような仕事があるのか?」を知ることは重要ですが、ファッション業界というところは常に動いている場所なので、ガイドブックを読むだけでは不十分です。
 この授業では、限られた人数ではありますが、現役で活躍している人たちのなまの言葉を通して、それぞれの仕事内容や、適性、現場で求められるものやことなどの情報を得ることができます。それはさらには、自分自身の現状を見つめる機会にもなり、将来の設計図が描きやすくなると思います。アパレル産業への就職セミナーではありませんので、フリーランスで働きたい、起業したいという人にとっても、ここで得られる知識や理解は役に立つはずです。
ゲストとしては、2014年度は、百貨店バイヤー、ブランディングディレクター、グラフィックデザイナー、プレスを、2015年度には、生産管理担当者、プレス、企画責任者、ブランディングディレクターというように、「作る」「届ける」を押さえつつ、ジャンルの違うプロ4人に登場していただきました。本年度はまた顔ぶれが変わる予定です。それぞれの人が、ビジネスの場でそれぞれの「作る」「届ける」にチャレンジしている様子や、ファッションというものの可能性の大きさも感じ取ってほしいと思います。

担当者:大下大介,恩地典雄

表現ナビ

「表現」を目指した「大学生活」への導入

 この授業では、「表現」を目指した「大学生活」へスムーズに移行できるように、【全学共通自校教育プログラム】と【学部専門導入教育プログラム】の2つを提供します。
 大学での学びは、新入生の皆さんが今まで受けてきた教育とは大きく異なります。セイカで求められるのは、主体的に学ぶ力と主体的に表現する力です。これらの力は、大学に漫然と通っていれば自然と身につくようなものではありません。また、強制的に身につけさせるようなものでもありません。この2つの主体的な力を自分のものにするためには「知る・判断する・行動する」という一連の能動的な活動がとても重要になります。
 この授業では、「表現」を目指した「大学生活」の導入として、「自校教育」(全学)と「専門」(学部)という異なる視点からそれぞれのプログラムを提供し、皆さんの主体的に学ぶ力と主体的に表現する力の育成を目指します。

担当者:斎藤光

ポピュラーカルチャー原論

「ポピュラーカルチャー」や大衆文化の原理、起源、変遷と広がりについて概観する。

 この講義では、はじめに、大学の講義などについて大まかな説明する。また、講義を理解し定着させる方法としての「ノート」と、講義を踏まえてリサーチしたり考えたりすることによってまとめる「レポート」についてのルールや方法を説明する。
 続いて、「文化」とは何かを提示し説明する。それを踏まえて、ポピュラーカルチャー(あるいは大衆文化)とはどのようなものであるかについて概説する。まず、原理的に、カテゴリー、世界、私、自然などの基本的な構図について具体例を交えて解説する。その上で、歴史的視点からポピュラーカルチャーを、たどって行く。その際ポイントとなるのは、19世紀の産業革命によって生じた、世界的な都市化と、これまでとは異なる都市構造の出現である。その都市には多くの人々が集合し、職業を持ち労働に従事するとともに、日々の娯楽が求められた。その娯楽の基軸となったが、ポピュラーカルチャーであった。ポピュラーカルチャーは、文化形態的には、社会的・文化的価値が複製的に、また、再演的に作られ、届けられ、最終的には人々によって、享受され、消費され、所有される、という特色を持つ。
 歴史を概観したうえで20世紀の文化状況の中で、ポピュラーカルチャーが獲得した重要な意味について考察し、21世紀前半におけるポピュラーカルチャーの位置づけや問題点を考える。

担当者:永田純,西谷真理子

クリエイティブ概論

偉大なクリエイターたちのさまざまな発想からクリエイティビティの本質について考えてみよう!

 「学ぶは真似ぶ」と言う。真にクリエイティブ(創造的)であるためには、まず既存の作品や他分野の作品を多く知ってそこから大いに影響を受け、それを自分なりに分析し、理解し、模倣し、引用すること。自分の表現はそこから実現されていく。クリエイティブな個性というものは、自分の世界に孤立することではなく、社会性をもつこと、つまりいろいろな人や作品と結びつくことで初めて可能になる。
 本講義では、このような視点から、前半では、音楽をジャンルを問わずに掘って数多く聴いていくことで、模倣や影響の足跡を辿り、なじみ深い曲の背後に広がる豊かな音楽的蓄積を体感、後半では、ファッションがアート、映画、写真、演劇、ダンス、建築など他のジャンルとどのように接点を持ってきたかを探っていく。自分の専攻する音楽/ファッションだけではなく、他の分野の創作のあり方を知ることで、自分の創作活動をそれらと結びつける視点や方法が生まれ、作品に深みと強度がそなわることだろう。また期せずして出会ったいろいろなジャンルの作品や作家を入り口に、自分の好奇心の幅を広げてほしい。

担当者:安田昌弘

文化産業研究概論

わたしとあなたが同じ音楽を聴き、きみとぼくが同じ服を着ていることは、本当はいったいなにを意味しているのだろうか?

 「文化産業」(あるいは「コンテンツ産業」、「クリエイティブ産業」、「エンタテインメント産業」…)という言葉を聞いてあなたはなにを想像するだろうか? いまでは頻繁に耳にするこれらの言葉だが、そもそも私たちの意識やアイデンティティ(好き嫌いや喜怒哀楽や価値観)に密着しているはずの「文化」が、利潤の最大化のために設計されたメカニズムである「産業」として成り立つ、というのはどういうことなのだろうか? そしてそもそも、自分と他人が同じ音楽を聴いているとか、同じTシャツを着ているということは、どのような文化/社会的、経済的、政治的意味を持っているのだろうか?
 本講義では、「文化産業」という言葉が使われるようになった20世紀前半の議論を振り返りつつ、文化生産とビジネスの関係について、その射程と限界、そして今日的な意味を明らかにしてゆく。特にファッション産業と音楽産業に光を当て、それ以外の諸々の関連メディア産業にも注目し、それらを整理することでこれからの音楽産業/ファッション産業のあり方についても考えてみたい。また、「文化産業」について深く考えることを通して、私たち自身が深く考えることなく持っている「文化」に対するナイーヴな思い込み――文化とは人が作り出しているものであり、作品とは作者の自己表現である、というような――についてもみんなで見直してみたい。 

担当者:安田昌弘

ポップ批評

「テクスト(作品を含む様々な解釈対象のこと)」を、いろいろな角度から言葉にする練習をします

 この講義では、「批評」の基本的な手法・視点を、できるだけわかりやすく紹介します。
 「批評」というとなにか無責任に「テクスト」にケチをつける行為のように思われがちですが、それは思い違いです(そんなことをしても人を傷つけるだけですね)。「批評」のことをフランス語で(英語でも)「critique(クリティーク)」といいますが、この言葉は「境い目」という意味も持っています。つまり「批評」とは、ちょうどシーソーのように、世界をある状態から別の状態に変えるための手段(戦術)なのです。ですから「批評」という行為は、私たちは無力ではなく、世界の変革に参加することができるのだ、ということを前提として成り立っていることになります。
 では、「批評」を通して、できるだけ多くの人が共感・納得できる「より良い世界」を提示するには、どうすればいいのでしょうか? 必要なのは、一言で言ってしまえば「社会性」です。つまり、ある「テクスト」について自分の紡ぐ言葉が社会(や他の「テクスト」)とどう結びつくのかを意識し、そのために必要な配慮をする(的確な言葉を選び、適切なやり方でそれを伝える)こと。対立を避けるために当り障りのない文章を書きなさいということではありません(そんなことはホントにどうでもいい)。そうではなく、より良い社会を実現するための説得力ある言葉を、責任をもって紡ぐということです。
 本講義では、上に説明したような「批評」に欠かせない以下の二つの作業に焦点を当てます。一つは、批評の対象となる「テクスト」を内側から精密に読み解くことです。「テクスト」を構成する一つ一つの要素がどのように物語を編んでいるのかを分析するやり方を学びましょう。もう一つは、「テクスト」を外側から読み解くことです。「テクスト」をとりまく社会状況や文化(=文脈・コンテクスト)を捉え、作り手や受け手がそれにどのような意味を投げ与えているのかを丁寧に跡づけるやり方を身につけましょう。 

担当者:山内朋樹

ポップ美学

芸術や美について語られてきた言葉を知り、その意味を考える。

 「美学」という言葉が生まれたのは18世紀のドイツですが、西洋では古代から連綿と芸術や美にまつわる言葉が紡がれてきました。こうした人々の思索を現代までたどることで、わたしたちの芸術のとらえ方を押し広げ、多様なものにすることを目標とします。
 作品は予備知識や先入観なしに裸の眼や耳で見たり聴いたりするものだ、という考えがありますが、残念なことに、わたしたちは生まれてすぐに外部世界にハッキングされてしまいます。かたよった予備知識や先入観を相対化するには、むしろ知識を押し広げて、先入観を多様なものにするしかないように思われます。
 それぞれのやり方で、芸術や美について考えるためのデータベースを構築してみましょう。

担当者:筒井直子

ファッション史

ファッションの歴史をさかのぼり、時代や地域、社会との関わりを考える

 衣服は社会や歴史的背景と密接に関わってきた。それは、ときに権力や富の象徴であり、ときに政治的思想や個人的な主義主張のメディアとして機能してきた。
 本講義では主に西洋のファッション史を現代から過去へさかのぼり、ファッションと社会の関係について考えていく。そのなかで基本的な事象や用語を踏まえつつ、衣服自体の構造や構成についても言及していく。また、絵画や写真、映画、雑誌、ファッションショーなどを手掛かりに、ファッションにおけるイメージの変遷についても辿っていく。

担当者:蘆田裕史

ファッションデザイン概論

ファッションを理論的に考える

 「ファッションとは何か?」。この問いに明確な答えをすぐに返せる人はきわめて少ないだろう。もちろん、「ファッションは流行のことである」のように答えることは可能である。だが、すぐさま「流行とは何か?それはどのように起こるのか?」という問いが生まれることとなる。
 この授業では、こうしたファッションをめぐるさまざまな問いについて理論的に考えることを目的とする。

担当者:松原史

比較文化概論B

現代のファッションへと続く日本服飾の歴史〜日本の「伝統」を読み解く〜

 服飾(=ファッション)は時代によって劇的に変化する。髪型も化粧も身につける服飾の形状や色彩さえも、「美しい」とされるもの、「流行」とされるものは、時代や環境によって変化し、規定されるものなのである。
 服飾史を学ぶという事はその装束が生み出された文化を学ぶということでもある。温暖な気候、豊かな自然、諸外国との交流などにより、日本では世界でもまれに見る豊かな服飾文化が培われてきた。鮮やかで美しい色彩、自然や生き物を意匠化した色褪せないデザインセンス、遠い昔にこれほど豊かで新しいデザインが生み出されていたのかと愕然とさせられることもしばしばである。こうした自国の服飾を学ぶことは武器にもなる。世界で活躍する日本人デザイナーたちは、多かれ少なかれ日本の「伝統」的デザインという独自のイメージを武器として海外に対峙してきた。舞台美術や映画のコスチュームデザインなども同様である。
 この授業では、現代と過去の比較、日本と海外との比較を行い、その変化や独自性を際立たせながら、広い視野に立って日本の服飾の歴史について概説していく。歴史はインスピレーションの源である。皆さんにもぜひ、歴史の中に自分の「お気に入り」の服飾を見つけてもらいたい。

担当者:蘆田裕史

テクスト分析法研究B

批評の方法論を学ぶ

 この授業は狭義の批評──作品の良し悪しを論理的に判断すること──の方法論を学ぶこと、そしてそれを実践できるようになることを目指す。
 ファッションは美術や映画など他のジャンルの作品と異なり、批評がほとんど存在しない。だが、本来、デザイナーになるにせよ、編集者になるにせよ、販売員になるにせよ、モノの良し悪しを語ることができなければまともな仕事ができないだろう。その意味で、批評能力はすべての職業にとって必要なものである。ただし、いきなり作品に向き合って批評ができるようになることがあるわけはない。
 それゆえこの授業では、前半でファッション以外のジャンルの批評的なテクストの読解を行い、さまざまな批評の方法論を学ぶ。それをふまえ、後半で作品について語る訓練を行う。 

担当者:西谷真理子

作品作家研究B

ファッションにおける作品(服)、作家(デザイナー/ブランド)を歴史的に考察する。

 ファッション批評に取り組もうとする学生はもちろん、ファッションデザイナーやパターンナーなど服の作り手を目指す学生にとっても、過去・現在のファッションデザイナーやブランドについて深く知ることは重要だ。
 この授業では、第二次大戦以後(1945~)のデザイナーやブランドを、国内、国外を問わず、数多く取り上げるが、常に現在進行形のファッションとのつながりを探ることをテーマに組み立てた。そこが一般のファッション史の解説書とは、異なる点といえる。ブランドの個性を尊重しながらも、それぞれのブランドを見る(批評的な)視点を鮮明にし、この視点を共有することが、創作のヒントにつながっていくと考える。

担当者:井上典子

スタイル素材研究B

ファッション素材としての繊維論

 ・繊維・糸・布の構造や特性、プロセスの習得
 衣食住全てに使用されている繊維。その基本となる繊維素材の知識論。
・画像・動画・参考生地を多く利用した授業を通し、
 その組成、成り立ち、プロセス、特徴を知った上での的確なクリエイション力の修得
・今後業界に関わって行く上で、エンドユーザーもしくは想定顧客への
 説得力の有る総合的な商品企画力の修得に繋げる。
 (企画力、営業PR力、適正な製造による品質・納期管理力、販売適正価格) 

担当者:筧菜奈子

スタイル編集研究B

名作の秘密を「構図」「色彩」「造形」の観点から解き明かし、制作に役立つ知識として身につける。

 《ミロのヴィーナス》や《モナ・リザ》は、なぜ名作と呼ばれるのか。人々の目を惹きつけるデザインと、そうでないデザインとの差はどこにあるのか。こうした疑問を解決するために、
 本授業では、作品制作の上で重要な3要素である「構図」「色彩」「造形」について概説を行う。名作とされる作品は、これらの要素を必ず巧みに扱っている。そこで本授業では、まずこれら3つの要素についての基礎知識を解説する。その上で、古今東西のさまざまな作品を分析していく。また、構図の組立や色彩構成の方法を知識として理解するだけではなく、実際に演習することで実践的な技術として身につけることをねらいとする。 

担当者:安田昌弘

文化社会学

ソーシャルな創作活動は、「他人探し」の旅からはじまる。

 文化社会学というよりは、社会学全般の基礎的な考え方を紹介し、それを通して今、日本の若者がおかれている文化的状況を読み解く訓練をする。
 前半は文献の読解に充てるが、指定された文献をただ読んでくるのではなく、それを自分や身の回りの他人の問題と関連づける訓練をすることが肝要である。
 後半は、様々なやり方で実際の社会からデータを抽出し、それを分析する作業をグループ単位でおこなう。
 日々目の前を過ぎてゆく様々な事象は、社会学的な方法で捉えることで、これまで気が付かなかった意味が浮かび上がってくる。これに気がつけるかどうかで、自分が制作系の実習で作る作品の奥深さも変わってくるはずだ。僕はこの授業が、問題意識を持ちながら作品を形作ってゆく、という訓練にもつながってゆけば良いと考えている。

担当者:増田聡,岡田正樹

メディア論

画面の向こうで歌っているのは人間だろうか、それともデータなのだろうか。

 前半(岡田、第8回まで)は、メディアをめぐる基礎的な理論について理解しながら、おおよそ現代から過去へ遡る形でメディアと文化・表現(主に音楽)の関係を検討する。
 後半(増田、第9回から)は主に映像メディアを対象とし、現代的なポピュラー音楽環境の中でメディアが果たす役割について考える。 

担当者:伊藤公雄

文化装置論

「文化装置」について調べることで、「文化」を活用する方法を学ぶ。

 「文化装置」とは、人々がものの見方、考え方、表現の仕方を身につけていくためのさまざまな媒体・場所・装置を意味する。具体的には、学校、劇場、博物館、美術館、図書館から新聞、雑誌、映画、さらには喫茶店やライブハウス、ショッピングモールなど、多様な形態をとって身近に存在している。
 この授業では、これらの「文化装置」について、講義をおこなうとともに、グループに分かれて具体的な「文化装置」をめぐって共同学習を進め、各グループがテーマとして選んだ「文化装置」について、ビジュアル資料も含めて簡単な報告書をまとめる。

担当者:池上恵一

身体感覚構造概論

美術解剖学 入門

 この授業では,クリエイションに有用な身体の構造と感覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・皮膚感覚・運動感覚・平衡感覚)について学び,各々の制作に応用する力を養います。

担当者:三浦基

舞台表現論

演劇表現を成立させている世界状況と日本の今について知る

 「演劇は社会にとって必要か」という視点で、世界の演劇史、日本の演劇史に触れ、今日の日本の演劇の状況の把握、主に観客にとっての演劇の需要などを分析する中で、どのような必要性、有益性があるのかを理解する。日本において演劇は、伝統芸能、商業演劇が主な潮流の中にあり、前衛演劇などに触れる機会が少ない中において、演劇の社会性、公共性をどのように考えなくてはならないかのを探る。
 本講義では、前衛演劇の作品を鑑賞することを通して、演劇の有り様、詳しくは演技・演出について何が重要かを見極める能力の獲得を目標とする。

担当者:隅地茉歩

身体表現論

現役のダンサー・振付家による現場的身体表現論

 身体表現とは何なのだろう。私たちは、遠い昔から、食べては排泄し、寝ては起きることの繰り返しにとどまらず、仲間や家族と歌い、踊り、いつしかそれを身近でない人たちにまで届けたいと願うようになった。身近でない者同士がその営みを分かち合うには、さまざまな仕掛けも必要だった。
 この授業では、ダンスという切り口から身体表現の核に迫っていくための11個の問いを用意し、毎回それに対する答えを探していく形式で進行する。映像資料と対峙し、学外での鑑賞体験を受講者相互に語り、実際に身体を動かしてその感覚を体験することも含めて、多角的に身体表現をとらえる視座を獲得しよう。
 ダンスという表現形態の、あらゆる側面について造詣を深めることを通じ、受講者の、多岐にわたる専門領域において、身体の視点から発想することの意義深さと喜びに分け入っていく。

担当者:長門洋平

視聴覚表現論

音と映像の関係を考える

 現代社会をとりまく多様な文化的側面において、如何なる視聴覚的表現が生み出されているか/可能であるかという点を分析・検討する。映画というメディアを中心に授業を進めるが、必要に応じてさまざまなパフォーミング・アーツ、マンガ、アニメーション、ミュージックヴィデオ、インターネット動画等の視聴覚的表象も議論に加える。何らかの「映像」が提示されるとき、我々は常に同時に「音」を聴いている。
 本講義では、そういった映像と音との結びつきを美学的・歴史的・技術的見地から明らかにする。とりわけ、映像に加えられる視覚外要素―音楽、もの音、擬音等―によって、映像の意味内容がどのような変質を被るかという点を考えてみたい。

担当者:今田健太郎

近代社会文化誌

私たちの日常的な習慣・感覚についての今昔を知る

 私たちが生活および人生を営んでいくとき、さまざまなコミュニケーションを介してその細部を構成していきます。これは2つの意味を含んでいます。ひとつは、自分が身につけるもの耳にするもの口にするものなどモノや経験を、自分が独自に作り出していることは少なく、たいてい他人から譲られたり、教えられたり、お金と交換したりして得ているということ。もうひとつは、そのようにモノや経験を得るための私たちの社会的なふるまいも、他人から伝えられたり(意識することなく)真似したりするなかで習慣づけられているということです。
 この講義では、主に音楽を中心に、現在私たちのまわりにあるモノや経験が、もともとどのような文脈において生まれ、どのような転用や流用を経て伝播しているのかということを知ると同時に、そうした私たちのコミュニケーションそのものについて検討します。

担当者:中伏木寛

京都の文化装置1

京都にはこの国を形作って来た数々のノウハウが詰まっている。それをどのように探すのかこの授業でトライする。

 京都の街を歩くととそこかしこの路地に職人さんが暮らしていたり、町家のカフェがあったり数々の懐かしさや伝統を感じる光景に出くわします。1200年の間に数々の歴史を重ねて、それらの場所や人は京都独自の文化を育んで来ました。例えば映画、関西フォーク、西陣織、大学、花街、お菓子、和食、カフェなどなど。
 この授業では京都に現存する場所や人を見つけて、実際にそれを調べて出来れば体験しどのような文化が構成されて来たのかを探ります。各学生がグループで役割を決めて調べて記録・発表します。
* 講義授業ですがフィールドワークなど外部での活動も含む授業です。

担当者:中伏木寛

京都の文化装置2

京都の文化装置の鍵になっているゲストをお招きしてお話を聴いてみよう

 京都の街を歩くとそこかしこの路地に職人さんが暮らしていたり、町家のカフェがあったり数々の懐かしさや伝統を感じる光景に出くわします。1200年の間に数々の歴史を重ねて、それらの場所や人は京都独自の文化を育んで来ました。例えば映画、関西フォーク、西陣織、大学、花街、お菓子、和食、カフェなどなど。
 この授業では京都に関わるゲストにお話を伺い、それぞれが感じた事をまとめて発表します。
* 講義授業ですがゲストにちなむ場所やお越しいただいてお話を伺います

担当者:谷奥孝司

知的財産権概論

法学部では学べない知的財産権。「いいの?どうなってる?」知財に関する疑問・仕組みを即時解消。

 知的財産権をわかりやすく指導。特に音楽・芸術に携わる人には必須である「著作権」を重点的に教育。
毎時、受講者は出席カードを兼ねたミニレポート(質問や感想、身近に起きた「旬」のエピソード)を提出。
次週に講義内で回答という構成進行。

担当者:西田亮介

マーケティング論

作品」に+αを加えて、効果的に読み手/消費者に届けるための「論理」と「方法」を構想する。

 作品は、それ単体では、「商品」にはならない。また作品を手に取るには、「適切な付加価値」が消費者に認識されてはじめて、価格がついた「商品」になる。もちろん作品が商品である必然性はないが、クリエイターが作品を商品にする方法論を適切に認識し、実践することで、資本主義社会においては、クリエイターと消費者の関係を持続可能にしうる選択肢を広げるとも考えられる。
 本講義は、マーケティングの基本概念のなかから、発想法とフレームワーク、その原理を学ぶとともに、それぞれの作品を商品にする方法をグループワークを通じて構想する。同時に、オムニバスとして、普段意識することの少ない社会問題を各回でケースとして扱い、その概要を理解する。

担当者:平竹耕三

文化政策論

アートやカルチャーと社会の関わりを自分のいる場所から考えてみよう!

 アーティストをはじめ、クリエイターやデザイナー、プロデューサーなどをめざす学生の皆さんにとっては、政策としての文化芸術は関係のない世界と思うかもしれませんが、決して無縁ではありません。歴史的に見れば、自由な芸術表現は、規制を受けてきたという事実があり、今日でも何でも自由に表現できるわけではないですよね。
 また、政府や地方自治体は、規制を行う一方で、芸術家を育成し、文化財を保護し、美術館やホールを運営しつつ、イベントやまちづくりを進め、様々な形で文化芸術の振興を図っています。文化政策を学ぶということは、とりもなおさず、文化芸術が社会に与える影響の大きさを知ることであり、文化や芸術と社会がどのようにかかわっているのかを学ぶことです。そうした文化政策を自治体の現場から見ることによって、文化芸術の世界に生きる人と社会生活や文化政策との接点を学び、そういう世界と適切にかかわれる能力を身につけていきましょう。
 同時に、それをきっかけとして、社会人として必要とされる政治や行政に関する一般常識をも深めて行きましょう。

担当者:行成美和

アートプロデュース論

アートプロデュースを通したまちづくり・地域づくりを学ぶーモノからコトへのデザインへのアプローチ

 本授業ではアートを媒介させたプロデュース手法について多角的に学びます。本授業で扱うアートとはいわゆる芸術一般を意味するのではなく、マスメディア、デザイン、プロダクト、ファッション、建築、空間演出、店舗設計、まちづくり、都市計画、食、地場産業、地域貢献活動、ワークショップなどのあらゆるジャンルを指し、ここではその各々についての理解するために、実例を通して学んでくことを目的とします。
 また、本授業ではこれらの学びを通して、受講者の皆さんがアーティスト・デザイナーといった立場のみならず、プロデューサー・ディレクターといった立場をも学ぶことでそれぞれの今後の活動に役立てることを目指していきます。

担当者:荏開津広

ストリート表現論

ストリートではどのような表現の可能性があるのか?

ストリート表現論では、紋切り型で形容されがちなストリートの表現が、実際にはどのような政治的/社会的/技術的な条件や、送り手と受け手の関係のありようのなかで生まれていき、享受・消費されているかを探り、理解するようにつとめる。数多いストリートの表現から、ラップとDJ(日本のヒップホップ)、グラフィティ、ストリート・ファッションをその題材としてとりあげる。

担当者:宇野常寛

サブカルチャー論

現代サブカルチャーの「論点」はどこにあるか

 情報化の進行の結果、既存の文化批評の枠組みでは捉えられないサブカルチャーこそが現代日本では急速に求心力を獲得していると言えるだろう。マンガ、アニメ、ゲームを基盤に、ニコニコ動画、ボーカロイド、ライトノベル、ソーシャルゲーム、そしてアイドル。本講義ではこうしたサブカルチャーの地殻変動の社会的、あるいは技術的背景を初歩から解説し、あたらしい文化批評の基礎を身につけることを目的とする。また、講義では同時に作品鑑賞と批評の実践を並行して行う。

担当者:延田リサ

広告文化論

ヴィジュアル・コミュニケーションとして広告を読み解こう!

 消費者社会において生活している私たちにとって、広告は日常生活の重要な一部分である。企業によって多額の資金が投入され作り出される広告は、その全ての表現に意味があるといっても過言ではない。
 そこでこの授業では、広告が商品と消費者を繋ぐコミュニケーションの一種であるという考えを中心に、それをテクストとして読み解くことを目標としている。その手がかりとして、画像や文字、色、配置などの<表現要素>がどのように使用されているのかを具体的に分析し、全体のメッセージをより効果的に伝達するために、これらの要素がどのように組み合わされているのかについて考えていきたい。
 授業内では現代の広告へと繋がる日本の様々な視覚表現を取り上げることにより、それらが文化において形成されたものであるという理解を深めていきたい。