京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

このページに掲載されている科目のほかにも、外国語、スポーツ実習、他学部開講科目などを履修できます。
詳しくは学生生活支援サイト「セイカ・ポータル」にゲストユーザでログインの上、時間割をご覧ください。

担当者:蔭山陽太

制作実習 [イベント]

【前期】イベントのプロデュースとマネージメントに関する概要の実践的な習得 
【後期】イベントのプロデュースとマネージメントに関する概要の実践的な習得 

【前期】
私たちの周りは様々なイベントで溢れています。その内容は音楽やファッション、スポーツ、「B級グルメ」など食文化をテーマにしたイベントや地域活性化を目的に行われるアートフェスティバルなど実に幅広く、内容も多種多様です。
本授業では座学やワークショップ、実際に京都で行われるイベントでの現場体験を通じて、その社会的な価値、企画制作の基本的なノウハウなどについて実践的に習得することを目指します。 
【後期】
 私たちの周りは様々なイベントで溢れています。その内容は音楽やファッション、スポーツ、「B級グルメ」など食文化をテーマにしたイベントや地域活性化を目的に行われるアートフェスティバルなど実に幅広く、内容も多種多様です。
本授業では座学やワークショップ、実際に京都で行われるイベントでの現場体験を通じて、その社会的な価値、企画制作の基本的なノウハウなどについて実践的に習得することを目指します。 

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担当者:安田昌弘,蘆田裕史

制作実習 [雑誌編集]

【前期】雑誌の見方・作り方を学ぶ
【後期】雑誌づくりを通して社会と対話する 

【前期】 
「制作実習[雑誌編集]」で扱うテーマは雑誌ですが、この授業でより重要なのは「デザイン」の方法論を学ぶことです。ここで言うデザインは、服や製品を作ることだけでなく、ありとあらゆる仕事(雑誌制作、サービスやイベントの企画、料理、美術作品の制作なども)を行う上での基礎になるのですが、そこで重要なのは目的・ターゲットの設定と、それにあわせて内容を決めることであり、自分自身を表現することではありません。
制作実習1 Bでは、各履修者が雑誌を1冊選び、その誌面をコピーすることによって、イメージ、テキスト、レイアウトなど雑誌を構成する要素の見方・作り方を学びます。 
【後期】
 制作実習3では、前期で習得した雑誌の見方・作り方をふまえ、自分(たち)の雑誌を制作します。実際にできるだけ具体的にターゲットを設定するために、「若者」「地域」「ジェンダー」などの観点から現代文化を切り取る練習をします。また、毎回継続して、ターゲットに最適なかたちで情報を伝達するための文章力や表現力のトレーニングも行います。
実際に取材にでかけ、また完成した雑誌を配布するなかで、都市空間のなかで文化がどのように分布しているかも意識できるようになりましょう。

担当者:小北光浩,柳田剛

制作実習 [ファッションデザイン]

【前期】デザインするきっかけを捕まえろ
【後期】問題解決としてのデザインを理解し、実践する

【前期】

【後期】
「デザイン」とは何でしょうか。デザインはアートと異なり、原則的には問題解決のために行われるものです。この授業では問題をみつけるところからはじめ、ディスカッションによってアイディアを育て、それを提案することを学びます。

担当者:西山三奈

制作実習 [パターン]

【前期】パターンメーキング、ドレーピング基礎 
【後期】パターンメーキング、ドレーピング基礎 

【前期】洋服の各アイテムのパターンについて学ぶ。
基本的なシャツとパンツを中心に、そのパターン、トワル制作を通して仕組みを理解し合わせて、そのディテールやシルエットの展開についても学ぶ。 

【後期】
洋服の各アイテムのパターンについて学ぶ。
基本的なテーラードジャケットを中心に、そのパターン、トワル制作を通して仕組みを理解し、合わせて、そのディテールやシルエットの展開についても学ぶ。その他のアウターについての仕組みやパターン制作についても学ぶ。 

担当者:安田昌弘

応用実習 [文化研究]

 

【前期】
クラスを編集部に見立て、グループワークで与えられたミッションを実現してゆくなかで、音楽と人(社会)を適切に媒介するために必要な知識、視点、感性、技能を体験的に獲得していきます。通年での最終目標は音楽雑誌の企画と制作ですが、前期はまず、企画に必要な情報収集のやり方の習得、集まった情報を吟味する判断力の鍛錬、そして音楽をより深く語るための文章力の訓練をし、じっくりと時間をかけて、もっと読みたい・見たいと思わせるコンテンツにあふれた新しいメディアを企画・制作します。

【後期】
前期に引き続き、クラスを編集部に見立て、グループワークで与えられたミッションを実現してゆくなかで、音楽と人(社会)を適切に媒介するために必要な知識、視点、感性、技能を体験的に獲得していきます。前期で企画・制作したプロトタイプをもとに、実際に音楽雑誌を制作・出版・配布します。

担当者:大下大介

応用実習 [場と事のデザイン]

 

コミュニケーションを重要視した目的をもった場づくりをおこなう。例えばお店、お祭り、蚤の市、ワークショップなど目的を人に届けるプロジェクト。人に届けるサービスのカタチはどのようなものが最適か、そのサービスは人にどのような影響を与えるかを考える。一つのテーマに向かいアイデアを実行、運営し、体験した対象者から反応をもらう。またその反応を生かし、次のテーマに向かい合う。通年で2つのプロジェクトをおこなう予定。
教室の中で考え、終えるプロジェクトではない。
教室の外へ出て、社会の様々な環境で仕事をされている方々とコミュニケーションを繰り返し、プロジェクトの目的を達成する。

担当者:蘆田裕史

応用実習 [キュレーション]

企画の方法論を学ぶ

 展覧会企画はさまざまな能力が要求される行為である。そこには、作品に対する知識はもとより、作品を歴史に位置づけるための文脈形成能力、独創的なコンセプトの考案能力、作家の選定理由を明確に説明するための文章力、作品をベストな状態で見せるための空間構成力など、さまざまな要素が詰まっている。この授業では、展覧会企画を通して上述の能力を身に着けることを目的とする。

※展覧会企画を念頭に置いているが、ショップの企画でも構わない。 

担当者:柳田剛

応用実習 [服のデザインと製作技法研究]

【柳田ゼミ】服のデザインと製作技法研究2 

【柳田ゼミ】
商品見本を作る。 自分とは異なる見方・考え方で服を複数作り、新しい作法のヒントを得る
 服のデザインと製作、もしくはそのどちらかに取り組む。自分は商品を考えるのか(A) 服を作るのか(B)を選び、前者なら教員の示す主題に添って商品計画・テキスタイル企画・説明資料作成等、開発と届ける為の調査・制作をする。後者なら教員の示すデザイン画や見本に添って新しい服の作り方を考え、複数完成させる 

担当者:小北光浩

応用実習 [コレクション制作もしくはブランディング]

【小北ゼミ】企画:コレクション制作もしくはブランディング2

三年間の学習成果を踏まえて、個々にターゲットを設定し企画立案と企画に沿った制作を行うことを目的とします。対象となるターゲットの調査・分析を行い、コンセプトとテーマを設定し、自らの企画・デザインの方向をより明確にして、卒業研究に繋げていきます。これまでに身につけたリサーチ・デザイン・制作というスキルをより高いものにし、各自の強みを生かした企画立案を行い、企画にあった表現方法で制作します。

担当者:斎藤光

応用実習 [京都の文化的場]

京都における文化的場の歴史現状調査

まず、次の二つの文献を読み、そこに書かれていることを整理し自分なりに理解する。二つの文献は、①「らくたび文庫」編集部編『京の学生文化を歩く――’60-‘70年代グラフィティ』(コトコト、2007)、②ブライアン・サイモン、宮田伊知郎『お望みなのは、コーヒーですか? スターバックスからアメリカを知る』(岩波書店、2013)、である。続いて、たとえば出町地区のような区域を設定して、ある時期(たとえば70年代)のその区域での文化的場(の所在など)を再構成する。その後、その場に関して記憶や記録を収集し、再構成をより詳しいものにしていく。同時に、各自の個人テーマを設定して、テーマに沿った調査をしまとめていく。

担当者:

自由制作

3年間の学習を振り返り、卒業制作・卒業論文の実現に必要な課題に取り組む 

 卒業制作・卒業論文計画書の内容を実現するために必要な課題を明らかにし、それに取り組む。
 ゼミ担当教員の指導のもと、各自の取り組むテーマについて、既存の作品、事例、文献等をリサーチし、制作・研究の方針を策定する。策定した方針をふまえてスケジュールをたて、それにそって作業を進める。研究や習作のプロセスをまとめ、それらをもとに中間報告会でプレゼンテーションを行う。
 本実習は学生各自の自主的な作業を基調とするが、定期的にゼミ担当教員に進捗状況を報告し、指導を受けることが必須である。 

担当者:

卒業制作

4年間の学習の集大成として卒業作品を制作し、あるいは卒業論文を執筆する。 

自由制作(前期)で進めた習作や研究をもとに、卒業作品または卒業論文を完成させる。
 ゼミ担当教員の指導のもと、前期に打ちたてた方針とスケジュールにそって卒業作品を制作(あるいは卒業論文を執筆)する。
 卒業制作に取り組む場合は、作品やイベントを制作し、また制作の過程で行ったリサーチや習作をふまえつつ、作品の解説書を所定の書式にそって作成する。
 卒業論文に取り組む場合は、所定の書式にそって卒業論文を執筆する。
 卒業作品(解説書も含む)・卒業論文を提出した後、その内容を主査(ゼミ担当教員)および副査(ゼミ担当者とは別の教員)が審査するための口頭試問を受ける。そして、2月開催の「京都精華大学展」において卒業作品・卒業論文を展示する。

担当者:福永一夫

基礎演習 [写真]

より手軽、身近なものとなった「写真」を考える 

デジタル一眼レフカメラの操作に慣れ、光を読み、様々な写真表現に取り組む。
対象(テーマ)をいかに捉え、どのような方法を用いれば、思い通りの結果(イメージ)を得られるかを学習する。 

担当者:サノ ワタル

基礎演習 [グラフィックソフト]

グラフィックデザインの基本を学びながら、アドビ・イラストレーターとフォトショップを習得、グラフィックを制作する授業です 

 グラフィックデザインの専門的知識がない人も実作業を通して習得を目指す授業です。
また参加者のスキルレベルに合わせて個別に臨機応変に進めます。 

担当者:石明子

基礎演習 [エディトリアル]

知ってて得だらけ!
つくりながら、たのしく学ぶ、「魅せる」ためのエディトリアルデザイン。 

「エディトリアルデザイン」とは「編集デザイン」のことです。なにも、編集といえど雑誌や本ばかりが「エディトリアル」ではありません。ファッションブランドの「商品カタログ」や、音楽CDの「ジャケット・歌詞カード」。他にもスケジュール手帳やZINEなどもエディトリアルの技術を使って制作されています。
この授業では、それらの情報を伝えるための「魅せる」エディトリアルデザインの、基礎知識・基本操作の習得や、レイアウトなどの美的感覚を習得できます。
また、一方的に教員が説明するのではなく、自分自身で手を動かし、ものを「つくりながら」覚える授業を行います。 

担当者:斎藤光

基礎演習 [リサーチ]

ポピュラーカルチャーにかかわるテーマをリサーチする方法のうち特にインターネットを使用して文献を調べるやり方を理解し習得する。情報館が提供している「契約データベース」を主に使用する。 

ポピュラーカルチャーにかかわるテーマを設定する。この場合、データベース等の利用が容易にできるように、コンセプト、出来事、人物等に絞り込む。
そのテーマについて、主に情報館で利用できるデータベースを使って調査し、量的質的な情報に加工する。使用や発信が可能は表やグラフなどに直す作業も行う。また、年表の作成を行う。
さらに、イメージをリサーチし、データ化し、それをもとに新しい情報へと構成していく。
そのようにして作り加工した情報を、どのように読んでいけるか、考えていけるかを追求する。
最終的には、プレゼンができる形のスライドへと作りこむ。 

担当者:本岡博惠

基礎演習 [パターン1]

パターンメーキングの基礎知識 

(1) 身体の構造を理解して、人体のサイズに合った原型(基型)を作る(スカート、身頃)
(2) 平面作図による展開方法を学び、スカートのファーストパターンまで作る
(3) 課題提出物と配布資料は、各自まとめて整理する。 

担当者:本岡博惠

基礎演習 [パターン2]

パターンメーキングの基礎知識 

(1) 基礎のブラウス、ワンピースを平面作図~トワール組み立てをして仕組みを学ぶ
(2) デザインや機能性も併せて考えていかなければならないことを学ぶ
(3) 課題提出物と配布資料は、各自まとめて整理する 

担当者:チヂワ友江

基礎演習 [縫製1]

服づくり 『基礎の基礎と基本』 

初心者向けに洋裁用具・機器の説明や扱い方、縫い代の始末方法など服作りの基礎となる縫製法を学んだ後、衿なし・袖なしブラウスとスカートの演習縫製をします。
知識や技術面の習得以外に衣服縫製に対する考えが深まることで “服” そのものに新たな関心を持つようになってもらえれば幸いです。   

担当者:仲村健太郎

基礎演習 [グラフィックデザイン]

グラフィックデザインを通じて自分の活動を発信できるようになる。 

創作活動は、それ単体では成り立ちません。名刺、カタログ、CDのジャケット…など、視覚的なコミュニケーションによって、自分の存在が他者へ伝わり、自分の存在を通してつくった物が他者へと伝わっていくのです。伝えたい相手や伝えたい事柄が変われば、どんなデザインで伝えるべきなのか、自ずと変わってきます。届くデザインを考えるためには書体や用紙、印刷方法など、さまざまな要素を編集し、思考していく力が必要になります。この授業では、グラフィックデザインのプロセスを概観し、実践へと繋げていきます。 

担当者:山田悠大

制作演習 [ファッションビジネス]

ファッションビジネスの基礎、考え方(ブランディング、マーチャンダイジング、マーケティングの基礎と実習) 

 
今、あなたが着ている服、何故それを買ったのでしょうか。
あなたがその服を手にしている様に、誰かの為にデザインされた服がそれを必要としている人に届く為には、その人の目に届くところに欲しいと言う気持ちを冷まさない適切な価格で用意しなくては行けません。
砂漠ではおでんは売れないでしょうが、水ならきっと売れるはずです。それと同様にファッションにおいても消費者にデザインを届けるための感性のみではない然るべき理屈に基づいた商品開発の考え方があります。
本授業は、その考え方を講義、及び実際に商品開発の現場で行っている業務と同じ内容の実習を行います。
ファッション業界やブランドについて基礎的な成り立ちの知識を蓄え、市場調査や消費者動向調査などの実習を通じ世の中の需要を探り、ブランドを運営する為に必要になるお金の仕組み(係数)を通じ商品計画(マーチャンダイジング)の立案を行うことで工業製品としての商品開発の方法とファッションブランドの運営の仕方を学びます。

また、本授業において毎回授業の導入時に現在ファッションの世界ではどのようなことが起こっているか、どのような変化が起こっているか、どのような未来が予測されるかなどのファッションに携わる時事についてを紹介する10~15分程度のレクチャーを行う予定です。
現在、ファッションとファッションビジネスについては非常に変化の多い業界であるため、ファッション業界の中のひとりの目線として、気になっていることなどを紹介していきたいと考えています。 

担当者:田沼英治

制作演習 [ニット]

布帛(織物)糸からデザインできるニット(編み物)のデザインを学ぶ 

 ニットの世界は常に進化していて、医療用や工業製品はもちろん最近ではスニーカーやサッカー用スパイクのアッパーなども作られ実は「ニット」と呼ばれるものはかなり奥深く、
横編み機の世界シェアの約6割は和歌山に本社がある「島精機製作所」が作っています。ホールガーメントという編み機では従来出来なかった編み方やデザインが可能でニットの製品の表現の幅と可能性を広げました。

ニットはとてもフレキシブル(柔軟)です。布帛のようにテキスタイルデザイン、パターン、デザインと細分化されていなく一人の人間が糸1本の糸からテキスタイルやシルエット、など全てのことをするので、糸の知識はもちろん、機械の技術や手編みの基礎的な知識が必要です。

とても専門的な分野なので完全に理解することは難しいですが、編み物世界に一歩足を踏み入れたら、布帛とは違った楽しみを感じられると思います。編み物を通じて趣味にしたり仕事にしたいと思う人を一人でも増えるようにしたいと思っています。
 

担当者:本田昌史

制作演習 [プリント]

「ジャンク」 Tシャツ と 「DOT&STRIPE」  テキスタイルプリント 

1.皆さんが、描き出した形や、写真イメージをスクリーンプリント技法で
布(Tシャツ)の上に顔料で再現する。版を使うので複数同じものが作れる。
2.作り出した色や形を繰り返し模様(テキスタイルパターン)を制作する
形を繰り返すので、大きな模様布が作れる。 

担当者:斎藤光

制作演習 [アカデミックライティング]

レポートや論文の書き方を、講義・演習と実際に書くことを通して学び考える。
(アカデミックライティング一歩前)

 論文とは、世界や自然についての新しい事柄や新しい知識を、言葉と論理で形づくり、共同化するための仕組みである。この演習では、その仕組みを理解し、その仕組みを使えるようになること(標準的なレポートや論文を書くことができること)を目指して、考えつつ練習し、議論・発表して行く。また、文章を構築する経験を広げる意味でも、一定の枠組みのもと文章を完成させる練習をする。
 演習内で、枠組みのもと、数編の文章を完成させる。
 また、レポート的なものを数編、完成させることを課題とする予定である。最終的には書評を完成させる。

担当者:岡本里栄

制作演習 [ファッションドローイング]

身体を知り、表現する力を獲得する。 

いつも見ているもの-例えば友人の顔-を突然描けと言われて思い通りに描ける人は多くはないだろう。描くことは観察する・理解する・現するといった様々な要素が折り重なっている。ただひたすらに描くだけではなく、先人の発見を知り、他者と対話する中で描く力だけではない造形力を獲得したい。
そして、描くということは自己の身体性と深く関わっている。一本の線を引くにも、その人の手や足、肩、筋肉、骨といった様々な関係によって紡ぎ出されるのだ。実践を通してそれを理解し、本演習が今後の表現活動の礎となることを願う。 

担当者:魚森理恵

制作演習 [照明]

光を観察・知覚し照明を扱うことで、表現の「見せ方」と「魅せ方」を強化する。

「見せる」要素を伴う表現者にとって、意識されない光は環境でしかないが、光の見識と照明の技術を高めることで初めて表現のためのー素材となる。光に関する研鑽を積むことは、作品発表の視覚表現の強度を、大いに向上させるものである。

自らの日常や自らの作品がまとっている光を正しく知覚することは、通常容易ではない。
照明演習では、光の観察、技術、表現を往復しながら、対象を深く観察することで感覚機能を鍛え、照明技術を学ぶことで「魅せる」ための力を養う。

<観察・知覚>セクションでは、知覚のトレーニングとして、身の回りの自然光や人工光を深く観察するフィールドワークや実験を多数行う。そこで観察した光のありようを言葉や絵図など別の形式に置き換えて記録し、光の経験をコレクションしていく。

<技術・計画>では、各種電球、蛍光灯、LEDなど様々な照明機材を用いた光の技術的なワークを行い、光と影の効果、明暗や色彩の効果、設置の仕方やによる印象の変化や、作品実例を学ぶ。
<創作・実践>では、プロのミュージシャンのライブの照明事例を例に、夏に京都市内のホールで実際行われるライブの、照明打ち合わせやプレゼンテーションを一部公開し、グループワークを行う。
3つのセクションでの演習を経て細やかになった光への意識をもって、各自の作品の照明計画に取り組み、個々の「魅せる」力を発揮する。写真家を招き、作品と光と写真と記憶の関係を再考しながら、光の経験を振り返る。 

担当者:上羽陽子

制作演習 [染織]

着衣の文化論 

 この授業では、服を着るという人間にとって普遍的な行為について多面的に理解することを目標とします。特に、世界各地の伝統的な衣服や技法を学びながら、衣服が成り立つ背景や風土、歴史や慣習についても理解を深めます。織りや染め、繊維素材の特性、歴史、文化による差異を、実際に手を動かしながら学びます。
さらに、本授業では学外授業として国立民族学博物館(大阪府吹田市)へ行き、展示資料や映像資料などを見ながら、インドを中心とした「民族衣装」と呼ばれる衣服の成り立ち、記号性、生産や消費の特性について考察します。 

担当者:浅野翔

応用演習 [プロモーション]

新しい社会への移行を後押しする「プロモーション」を目指して(知る/学ぶ/伝える/動かす) 

プロモーションとは、未来をともに描くパートナーを探す仕組みのことだ。

パートナーと喜んだり驚いたり、時にはともに学ぶ仕組みをうまく共有することができれば、描かれる未来はより創造的に、さらに具体的になっていくだろう。

あなたはどこに向かおうとしているのか、いつどこに誰と一緒にいて、そのときに何を持ち、どのような環境にいるのだろうか。パートナーはあなたにとってどのような役割で、あなたはパートナーにとってどのような存在なのだろうか。

価値が多様化し、大量の商品やサービスが溢れた社会の中で、価格や機能は選択肢を絞る要素のひとつに過ぎません。適切なプロモーション戦略は商品の販売を促進するだけでなく、ブランドやプロダクトが掲げるビジョンや社会的な価値を後押しするパートナーを味方につけることにも繋がります。

本事業では営業や企画開発などの事業運営に関わるプロモーションの基礎的なリサーチ、広報戦略、ビジュアライゼーションといった一連の工程を学びます。 

担当者:小松正史

応用演習 [フィールドワーク]

フィールドワークの経験が、作品づくりを変える! 

フィールドワーク(野外調査/野外活動)の手法は、音楽やファッションをはじめとした多くの表現活動のフィールドにおいて、非常に有効な作用をもたらします。というのも、「良い楽曲を作っただけではリスナーに届かない」「新しいファッションが生まれても、ゼンゼン売れない」といった困難に直面することはよくあると思います。そこから「先」の処方箋を見つけるために、フィールドワーク、つまり作品や商品が届く現場=社会空間をシビアに観察したり、マーケティングをすることによって、解決の鍵が明確に見えてくるからです。これから先、表現することに従事する者にとっては、必須のプロセスでしょう。そこでこの演習では、フィールドワーク(野外調査)の一連の流れ(テーマの設定→準備→現地入り→文章にまとめる)を具体的に体得するために、現場で使える記録の技法を、「視覚情報」「聴覚情報」「文字情報」に分け、実際の現場(学内や近場の学外)に出て、習得していきます。まずは手軽な機器や簡便な記録方法だけで、フィールドワークの作業を進めます。さらに現場における記録の技法を深化させるために、グループでリサーチプランを立ち上げ、実際にチームワークを通してフィールドワークを行います。グループワークは人間関係や責任問題も含めて茨の道ですが、それを乗り越えた者のみが、真の「現場理解」を得ることができるでしょう。 

担当者:森繁牧子

応用演習 [ブランドPR]

ファッションからライフスタイルに至るブランドPRに必要な能力、素養とは何か?を学び、実践演習する!

 ファッション・ビジネスにおいて求められているPRの役割とはなんでしょうか?売上を向上させるために販売を促進させるソリューションを企画提案するのでしょうか?ブランドのポジションを確立するためにマーケティング・リサーチをし競合ブランドから抜きん出るための施策を提案するのでしょうか?それともデザイナーと共にブランドの価値観を育てていくブランディング・コンサルティングをするのでしょうか?或は、ブランドの認知を訴求するためにメディアに広報することでしょうか?それとも、ブランドの顔、窓口となって社外の人とのコミュニケーションをするのでしょうか?
答えは、それら全てなのです。この他にデザイナーの意図を理解し、インタビューのセッティングやアテンドをする、商品サンプルを管理したり、輸出入業務を請け負ったり、雑誌を読んだり、市場リサーチをしたり、社内外コミュニケーションに必要な資料を作成するなど、その業務は多岐に渡っています。本講義では、これらの業務を大まかに理解し、いくつかの実践的な専門業務をこなせるために必要な能力と素養を身につけることを目的とし、いま学ぶべきことは何かを理解し、実践出来るようなカリキュラムをこなしていきます。本講義を受けることで、ファッションのみならず、ライフスタイルに至る全てのブランドビジネスに活すことの出来る、PRに必要な素養と能力を実践的に学ぶことが出来ます。

担当者:坂口建二郎

応用演習 [パターン1]

パターンメイキングの応用編とトレンドパターンの習得。 

ファッションの生成を理解するうえで、習得すべき事項であるパターンメイキングの技術について、その学びを深めることを目的とする。その内容は、パターンメイキングの応用編・トレンドパターンの考え方であるが、パターンメイキングに限った事項だけでなく、それらに関わる縫製仕様なども紹介していく。授業の目標は、これらを総合的に学び、自己が描くデザインを立体化できるように設定されてある。 

担当者:森繁牧子

応用演習 [ファッションPR]

ファッションからライフスタイルに至るブランドPRに必要なスキル、素養とは何かを学び実践する 

ファッション・ビジネスにおいて求められているPRの役割とは何でしょうか?
販売を促進させるソリューションを企画提案するのでしょうか?ブランドポジションを確立するためのイメージ戦略の企画立案?マーケティング・リサーチ、競合ブランドの分析、セールスプロモーション・プロジェクトの企画運営、ブランディング提案?広告戦略?デザイナーの目指すブランドのフィロソフィー、価値観、ヒストリーを育てていくブランディング・コンサルティング?ブランドの認知訴求を強化するためにメディアにむけた適切な広報をすることでしょうか?ブランドの顔、窓口となって社外のあらゆる分野の人とのコミュニケーションを担当するのでしょうか?
答えは、それら全てなのです。デザイナーの意図を理解し、インタビューのセッティングやアテンドをする、商品サンプルの管理、メディアへのサンプルリース業務、サンプルに関わる輸出入業務、掲載誌のクリッピング、メディアリサーチ、市場リサーチ、インフルエンサーやセレブとのコミュニケーション、販売促進やブランディングに関わる印刷物の作成、リストの管理、特別プロジェクトの企画立案、予算管理、社内外コミュニケーション、商品説明用の資料作成など、その業務は多岐に渡っています。本講義では、これらの業務を大まかに理解し、いくつかの実践的な専門業務をバーチャルに体験し、求められているスキルと素養を身につけることを目的としています。本講義を受けることで、ファッションのみならず、ライフスタイルに至る全てのブランドビジネスに活すことの出来る、PRに必要な素養と能力を実践的に学ぶことが出来ます。 

担当者:斎藤光

ポピュラーカルチャー原論

「ポピュラーカルチャー」や大衆文化の原理、起源、変遷と広がりについて概観する。 

この講義では、はじめに、大学の講義などについて大まかな説明する。また、講義を理解し定着させる方法としての「ノート」と、講義を踏まえてリサーチしたり考えたりすることによってまとめる「レポート」についてのルールや方法を説明する。
続いて、「文化」とは何かを提示し説明する。それを踏まえて、ポピュラーカルチャー(あるいは大衆文化)とはどのようなものであるかについて概説し、そうしたポピュラーカルチャーにおいて新しい価値を創出していくことの重要性を説明する。それを踏まえて、ポピュラーカルチャー学部で学び研究する意味を共有してもらう。また、原理的に、カテゴリー、世界、私、自然などの基本的な構図について具体例を交えて解説する。
その上で、歴史的視点からポピュラーカルチャーを、たどって行く。その際ポイントとなるのは、19世紀の産業革命によって生じた、世界的な都市化と、これまでとは異なる都市構造の出現である。その都市には多くの人々が集合し、職業を持ち労働に従事するとともに、日々の娯楽が求められた。その娯楽の基軸となったが、ポピュラーカルチャーであった。ポピュラーカルチャーは、文化形態的には、社会的・文化的価値が複製的に、また、再演的に作られ、届けられ、最終的には人々によって、享受され、消費され、所有される、という特色を持つ。
歴史を概観したうえで20世紀の文化状況の中で、ポピュラーカルチャーが獲得した重要な意味について考察し、21世紀前半におけるポピュラーカルチャーの位置づけや問題点を考える。 

担当者:安田昌弘

文化批評

「テクスト(作品を含む様々な解釈対象のこと)」を、いろいろな角度から言葉にする練習をします 

この講義では、「批評」の基本的な手法・視点を、できるだけわかりやすく紹介します。
 「批評」というとなにか無責任に「テクスト」にケチをつける行為のように思われがちですが、それは思い違いです(そんなことをしても人を傷つけるだけですね)。「批評」のことをフランス語で(英語でも)「critique(クリティーク)」といいますが、この言葉は「境い目」という意味も持っています。つまり「批評」とは、ちょうどシーソーのように、世界をある状態から別の状態に変えるための手段(戦術)なのです。ですから「批評」という行為は、私たちは無力ではなく、世界の変革に参加することができるのだ、ということを前提として成り立っていることになります。
 では、「批評」を通して、できるだけ多くの人が共感・納得できる「より良い世界」を提示するには、どうすればいいのでしょうか? 必要なのは、一言で言ってしまえば「社会性」です。つまり、ある「テクスト」について自分の紡ぐ言葉が社会(や他の「テクスト」)とどう結びつくのかを意識し、そのために必要な配慮をする(的確な言葉を選び、適切なやり方でそれを伝える)こと。対立を避けるために当り障りのない文章を書きなさいということではありません(そんなことはホントにどうでもいい)。そうではなく、より良い社会を実現するための説得力ある言葉を、責任をもって紡ぐということです。
 本講義では、上に説明したような「批評」に欠かせない以下の二つの作業に焦点を当てます。一つは、批評の対象となる「テクスト」を内側から精密に読み解くことです。「テクスト」を構成する一つ一つの要素がどのように物語を編んでいるのかを分析するやり方を学びましょう。もう一つは、「テクスト」を外側から読み解くことです。「テクスト」をとりまく社会状況や文化(=文脈・コンテクスト)を捉え、作り手や受け手がそれにどのような意味を投げ与えているのかを丁寧に跡づけるやり方を身につけましょう。

担当者:筒井直子

ファッション史

ファッションの歴史をさかのぼり、時代や地域、社会との関わりを考える   
授業の目的・到達目標

 衣服は社会や歴史的背景と密接に関わってきた。それは、ときに権力や富の象徴であり、ときに政治的思想や個人的な主義主張のメディアとして機能してきた。本講義では主に西洋のファッション史を現代から過去へさかのぼり、ファッションと社会の関係について考えていく。そのなかで基本的な事象や用語を踏まえつつ、衣服自体の構造や構成についても言及していく。また、絵画や写真、映画、雑誌、ファッションショーなどを手掛かりに、ファッションにおけるイメージの変遷についても辿っていく。  

担当者:蘆田裕史

ファッション論

ファッションを理論的に考える 

「ファッションとは何か?」。この問いに明確な答えをすぐに返せる人はきわめて少ないだろう。もちろん、「ファッションは流行のことである」のように答えることは可能である。だが、すぐさま「流行とは何か?それはどのように起こるのか?」という問いが生まれることとなる。この授業では、こうしたファッションをめぐるさまざまな問いについて、美術、音楽、映画、マンガ、アニメ、ゲームなど様々なジャンルの作品を事例として取り上げながら理論的に考えることを目的とする。 

担当者:松原史

日本服飾史

現代のファッションへと続く日本服飾の歴史〜日本の「伝統」を読み解く〜 

 歴史を振り返れば一目瞭然だが、服飾(=ファッション)は時代によって劇的に変化する。身につける服の形状や色彩、髪型や化粧、「美しい」とされるものさえも、時代や環境によって大きく異なる。温暖な気候、豊かな自然、諸外国との交流などにより、日本では世界でもまれに見る、豊かで魅力的な服飾文化が培われてきた。現代でも色褪せない歴史的装束の魅力を紹介するとともに、ぞれぞれの時代の「衣」が映す社会や文化についても学んでいきたい。歴史はインスピレーションの源でもある。皆さんにもぜひ、歴史の中に自分の「お気に入り」の服飾を見つけてもらいたい。
 

担当者:井上典子

アパレル素材論

「ファッション・ものづくりにおいてキーとなる素材とは?」 

・画像・動画・参考生地を多く利用した授業を通し、
 その組成、成り立ち、プロセス、特徴を知った上での的確なクリエイション力の修得
・今後業界に関わって行く上で、エンドユーザーもしくは想定顧客への
 説得力の有る総合的な商品企画力の修得に繋げる。
 (企画力、営業PR力、適正な製造による品質・納期管理力、販売適正価格)     

担当者:筧菜奈子

造形論

名作の秘密を「構図」「色彩」「造形」の観点から解き明かし、制作に役立つ知識として身につける。

 《ミロのヴィーナス》や《モナ・リザ》は、なぜ名作と呼ばれるのか。人々の目を惹きつけるデザインと、そうでないデザインとの差はどこにあるのか。こうした疑問を解決するために、本授業では、作品制作の上で重要な3要素である「構図」「色彩」「造形」について概説を行う。名作とされる作品は、これらの要素を必ず巧みに扱っている。そこで本授業では、まずこれら3つの要素についての基礎知識を解説する。その上で、古今東西のさまざまな作品を分析していく。また、構図の組立や色彩構成の方法を知識として理解するだけではなく、実際に演習することで実践的な技術として身につけることをねらいとする。