第一回公開研究会:ヨーロッパと日本の高等教育機関におけるファッション教育の歴史と現状

第一回公開研究会は2月9日(日) ヨーロッパと日本の高等教育機関におけるファッション教育の歴史と現状 参加自由・入場無料です

主旨

2013年、京都精華大学はファッションコースと音楽コースから構成されるポピュラーカルチャー学部を立ちあげた。そこでは、「つくる」、「とどける」、「考える」の三つを軸に、従来の実技教育にとどまらない横断的なカリキュラムのあり方が模索されている。学部設置と同時に、内外の音楽教育及びファッション教育の現状とこれからのあり方を多角的に検証するための研究プロジェクト「ポップを教える・ポップで教える」が立ちあげられた。 第一回目となる今回の公開研究会では、昨年創立五〇周年を迎えたベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーのファッション科及びパリのフランスモード研究所(Institut Français de la Mode)などへの視察を行った西谷真理子の基調報告を中心に、ASEEDONCLOUDのデザイナーで、英ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのメンズウェア科を卒業した玉井健太郎と、歴史社会学者でありつつ自ら制作活動も行い、あるいは生活環境学科の教員としてつくることと考えることのバランスを意識してきた井上雅人の二人のディスカッサントを迎え、それぞれの視点から、今の日本の大学におけるファッション教育の長所と短所を浮き彫りにする。

日時

2月9日(日) 13:00〜13:45 基調講演(西谷真理子) 14:00〜15:30 ディスカッション(途中一回休憩)

場所

京都精華大学黎明館L-202 京都精華大学への交通アクセスはこちら
黎明館は情報館(図書館)の隣の建物です(キャンパスマップ
当日は日曜日で、スクールバスの運行がありません。出町柳から叡山電鉄をご利用いただくか、地下鉄烏丸線国際会館前駅から、京都バス40番、42番、52番をご利用いただき、「京都精華大学前」までお越しください。(叡山電車時刻表)(京都バス国際会館前時刻表

登壇者

西谷真理子(基調報告)

1950年兵庫県生まれ。東京都立大学卒業後、文化出版局に入社。1980-82年パリ支局勤務。「装苑」「ハイファッション」に在籍し、副編集長を務める。2011年3月定年で退職。以後2012年6月までハイファッション・オンラインのチーフエディター。現在はフリー。2011年秋に東京オペラシティで開催された『感じる服、考える服——東京ファッションの現在形』展共同キュレーターを務め、カタログを編集。2010年から2011年にかけては、後藤繁雄主宰のSuper School「ファッションを記述する」で講師も。編著に『ファッションは語りはじめた』『相対性コムデギャルソン論』(ともにフィルムアート社刊)。2013年4月より、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部ファッションコース特任教授。

井上雅人(ディスカッサント)

東京大学文学部卒。文化服装学院二部服装科卒。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。京都造形芸術大学芸術学部講師、京都精華大学人文学部准教授を経て、現在、武庫川女子大学生活環境学部講師。専門は、近代日本の物質生活史、デザイン史、ファッション史。著作に『洋服と日本人』など。作品に『stilllife』など。ファッション専門のギャラリー「gallery110」、セレクトショップ「コトバトフク」運営スタッフ。

玉井健太郎(ディスカッサント)

セントラル・セント・マーチンズ美術大学メンズウェア学科卒業。ロンドンにてマーガレット・ハウエルUKでのアシスタントデザイナーを経て帰国。2007年4月 山縣良和とともに、株式会社リトゥンアフターワーズ設立。’08年9月 東京コレクション初参加。’09年4月 リトゥンアフターワーズでの活動を中止して 新たに独自のデザイン活動をスタートする。’09年9月 ASEEDONCLOUDを立ち上げ、毎回物語性の強い独特なテーマを立てて、日常着を中心としたコレクションを展開している。

蘆田裕史(司会)

1978年生まれ。京都大学薬学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程研究指導認定退学。京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーター等を経て現在、京都精華大学専任講師。主な著書に『ファッションは語りはじめた』(共著、2011年)、訳書にマリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』(共訳)など。ファッション批評誌『vanitas』編集委員。