京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

音楽コース

ファッションコース

ポピュラーカルチャー学部共通教員

  • 大下 大介OSHIMO Daisuke

    大下 大介OSHIMO Daisuke

    ポピュラーカルチャー学部
    共通教育担当

    専門分野:デジタルコンテンツ

    ◆仕事をすることが進学の目的だった
     大下大介の学生時代の目的は、大人と仕事をして、外の世界を見ることだったという。デザインの勉強をしながら、学生時代の最初の2年を「ものすごくアンダーグラウンドな」映画制作事務所で、後半の2年を「どメジャーな」デザイン事務所で過ごした。積極的な行動力ゆえ一目置かれる存在だった大下は、後輩にもよく相談を持ちかけられた。その相手をしているのが楽しかった。今思えば、このことが教えることへの興味につながっている。

    ◆他人のために最高の企画を考える
     大下が担当する企画演習は、ファッションコースと音楽コースの1回生から3回生までが一緒に参加できる授業である。「自己表現」ではなく、「クライアントの要望」をかたちにする練習をする。学生たちに早く外の世界を見てもらい、社会に出たら必要になる様々な作法を伝えたいからだ。そして大下は、学生と同じ目線で、一緒にディスカッションをしながら、答えを導いてゆく。

    ◆音楽やファッションからはみ出る新しい仕事
     ポピュラーカルチャー学部の学生は、ファッションや音楽を追求したくて入学してくるわけだが、4年間を過ごすうちに、関心の中心が変わってくることもある。大下は、それは当たり前のことだと考える。音楽やファッションを軸にしつつ、色々なことに手を出すことで、むしろ自分らしさ、自分の存在意義が見えてくる。そうすれば、自分の良さを活かせる新しい仕事を考えだすことだって難しくない。大下が伝えたいのは、そういうことだ。

    career

     映画・演劇・TVの現場などの制作を経て、映像制作会社でデザイン業務にたずさわる。人の出会いから生まれる創作の連鎖を用い、イベントの企画や地域ブランディングを行う。

  • 斎藤 光SAITOH Hikaru

    斎藤 光SAITOH Hikaru

    ポピュラーカルチャー学部
    共通教育担当

    専門分野:

    ◆ポピュラーカルチャーと近代
    「カフェー」、「モガ・モボ」、「フラッパー」、「先端少女」……。斎藤光の語彙には聞いたことがあるような、懐かしいような新しいような単語が並ぶ。これらは全て、19世紀の終わりから1920年代に一世を風靡した、新しい風俗と関係する言葉であり、日本でもジャズや洋装と深い関わりがある。大衆文化(ポピュラーカルチャー)を正確に定義づけることは難しいが、その発端の一部がこの時代にあった。

    ◆まずは好奇心
    ポピュラーカルチャーについて学ぶには、なによりもまず好奇心が必要である。斎藤光が担当する「ポピュラーカルチャー原論」は、一回生が一番最初に、これから学んでゆくポピュラーカルチャーという対象について好奇心を持ち、その好奇心に従って研究する方法を身につけてゆく場である。

    ◆世界と歴史のなかの自分の位置
    文化は自動的に現れるものではないし、常に同じかたちをしているわけでもない。今眼の前にある好きなものを、あたりまえだと思うのではなく、それがどうして今のかたちをしていて、どうして自分がそれをあたりまえだと思い込んでいるのかを問い直す視点を獲得して欲しい。そしてその疑問を好奇心に変えて、資料を集め、研究し、世界のなか、歴史のなかの自分の立ち位置を考える糧にして欲しい。

    career

     京都大学理学部・北海道大学大学院・東京大学大学院卒。
     生物学史・性科学誌・近現代文化誌などを研究。著書に『幻想の性 衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の/と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。さらに、日本の分子生物学の歴史や生命倫理もリサーチ中である。

ポピュラーカルチャー学部客員教員

助手