身体を知り、表現する力を獲得する。
担当者: 岡本里栄
いつも見ているもの-例えば友人の顔-を突然描けと言われて思い通りに描ける人は多くはないだろう。描くことは観察する・理解する・現するといった様々な要素が折り重なっている。ただひたすらに描くだけではなく、先人の発見を知り、他者と対話する中で描く力だけではない造形力を獲得したい。
そして、描くということは自己の身体性と深く関わっている。一本の線を引くにも、その人の手や足、肩、筋肉、骨といった様々な関係によって紡ぎ出されるのだ。実践を通してそれを理解し、本演習が今後の表現活動の礎となることを願う。