京都精華大学ポピュラーカルチャー学部

ファション

音楽

音楽学科

基礎演習12 [リズムオーケストレーション][演習]

打楽器アンサンブルを通して学ぶリズムオーケストレーション

担当者: 斉藤聖治

 民族と聞くと何を想像するだろうか。現在、世界の国の数を知る方法の1つに国連加盟国数は193カ国であり、それに対して民族は地球上に5000以上存在すると言われている。出身について「国籍は?」と聞かれると答え易いが、「民族は?」と聞かれる事は馴染みが少ない。しかしながら、地球の上で暮らす人間の分類方法の話なだけで、馴染みが無いとは言え我々は全員どこかしらの国に属し、どこかしらの民族の子孫になるのだ。民族音楽と言うのは、そうした分類の中に脈々と伝わる音楽形態の事を表す。まだまだ知られていない音楽もあれば、この瞬間にも消滅していく音楽と民族、そして作り出される音楽。地方によっての音階、リズム、節回し、伝承方法の違い。地球上、津々浦々の気候・風土、宗教観を通して描かれる音の景色。授業では、そんな色とりどりの世界の音楽を、成り立ちや現在どういった形で表現されているか等を紹介しながら観察し学びます。そして実技では、ブラジル・バイーア地方のカーニバルで演奏されるリズムを通して、リズムによるオーケストレーションを作ります。座学では世界を民族という括りで考察し、実技ではリズムのアンサンブルと生の楽器の音が重なる衝撃を感じるという授業内容です。